私の道のりが受講生の皆様への参考になれば幸いです。
この記事の目次
【合格者インタビュー】
山内:まずはエーさん、合格おめでとうございます。
エー:ありがとうございます。
山内:本当、合格よかったですね。
エー:私自身もそう思っています。
山内:そうですか。2か所に合格されたというお話を聞いたので、ものすごくうれしいなと思いました。
エー:私も見たときは「わっ!」って思いました。
山内:そうですよね。でも今まですごく苦労されて合格されたと思うので、本当によかったなと思います。
エー:ありがとうございます。
山内:それではインタビューを始めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
エー:お願いいたします。
山内:まずはエーさんのご紹介になりますけれども、エーさんの年齢は28歳。事務職を5年やってやして退職されたということですね。
エー:はい。
山内:なるほど。秘書の業務と弁護士の補助の業務ということですね。
エー:はい。
山内:そのほかにとても大変だったという話を伺ったんですけど、年齢が一番下だったので、雑用ではないですけど、そういう庶務的な仕事もたくさんあったとお伺いしました。
エー:そうですね。まったく私の次が入ってこなかったので、5年間、ほぼずっと雑用をこなしていました。なので朝からずっとあちこち動き回っていたというのが自分の働いていた時の印象です。
山内:なるほど。そんな風に働いていらっしゃったんですね。たぶんこれを聞いている皆さんの中にも、同じような仕事、法律事務所ではないかもしれないけど、庶務的な業務が結構あるという方もいらっしゃるかなと思いますので、ぜひそういう方も参考にしていただければと思います。
次にこの公務員面接の達人にいらっしゃる前に、いろんな課題があったと思うんですけれども、その課題についてお話ししたいと思います。
自己PRについて
2つめとしてはどうやって強みというのを表現したらいいのか、それも課題だった。やはり一番最初の「今までの経験」というのが一番大変だったかなという風に思います。
例えば先ほど自己紹介のところで、エーさんは弁護士事務所で事務職として働いていらっしゃって、庶務的な仕事もやっていらっしゃったというところで、何か大きな実績みたいなものがないので、どんな風にしようかということを考えていらっしゃいましたね。その中で強みをなかなか見いだせなかったというのもありますね。
それからそれも含めてですけれども、3つめの「転職理由の整合性」がやはり難しかったと仰っていたと思います。
1つめの経験のアピール方法というところをもう少しお聞かせ願いたいんですけれども、最初どんな風にエーさんはアピールというものを考えていましたか?
なので自分が何をしていたということも、内容として書くと、数行に満たないので、ここはどうやって膨らましていけばいいんだろう?ということを考えていて、その時にサイトを見て、そこに例示が載っていて、同じような事務職の方でも、一つのことに焦点を当てて膨らましていくというのがいいのかもしれないと考えて、そこから「ここに特化して考えてみよう」と解決の糸口を見つけることができて、自分なりに作りあげることができたと思います。
山内:なるほど。そうなんですね。そこ大事ですよね。皆さん普通の事務の仕事ってあまりアピールすることがないんじゃないかと思っていらっしゃる方結構いるんですよね。
でも、そういう中でも自分が何かを考えてその仕事を一生懸命やっているはずなので、その考え方を是非アピールしてもらいたいなというのはあります。そこが一番アピールできるところじゃないかなと思ってはいます。
たかだか事務とはいっても、本当にいろんなやりかたがあるので、それをどういう風に工夫してやっていらっしゃるのかということを、ぜひ皆さんにも考えていただきたいなと思います。そこからエーさんの場合には「強み」をどういう風にしたら表現できるのかが考えられたんですかね。
エー:そうですね。で、私は自分の中では工夫していたなと思うことの、一番事務処理能力として今後使って行けるであろうところが強みとしてアピールすべきだと思ったので、そこを自己PRの形にして作っていくようにしました。
転職理由の整合性について
そこで公務員であればこういうことができる、民間だったらこういうことができる。そういうことを自分の中で積み上げていって、よりやってみたい仕事というか、この先40年近く働くには「私はどちらにより魅力を感じるだろう?」ということを考えて、そこからより転職理由の詳細を作っていくようにしました。
山内:なるほど。なんかすごく論理的にいろいろと考えているんですね。素晴らしいですね。
でも必ず民間と公務員の違い、それは大事かなと思います。
その仕事とかそのやり方とか、その考えって、民間でもできるんじゃないの?ってほとんどの方が聞かれる可能性があるかなと思っています。やっぱり公務員じゃなきゃできないこと、それをしっかりと考えていただきたいなと思っています。
例えば誰にでも分け隔てなく、公平公正に考えるとか、いろんな人たちに、困っている人たちに、隅から隅まで届けるとか、いろいろと考え方はあると思いますが、自分にどれが必要なのかを考えられたらいいのかな?という風に思います。
でもとても参考になるお話で、ありがとうございます。
面接対策について
この今の課題があった中で、ということなんですけど、当然のことながら課題の対策ですね。想定問答をやっていただいたというのは当然のことなんですけれども、ほかの面接での質問をまとめていったりとかしたっていうのをお伺いしたんですけれども、これについてどんな風にしたのかお話伺ってもいいですか?
その回答を読んで、「ここはもうちょっと突かれそうだな」と思ったり、「ここは言っていることがふわっとしているな」と思ったところを、それはどういうことなのか?という質問を追加して、答えを出して、というのをどんどん想定問答集につなげていくという形にして、想定問答集を自分なりにオリジナルを作っていきました。
それが想定問答集の問題の何番と似通っているかを自分で見て、似通っているものを下にくっつけて、それで自分なりにストーリーを作って覚えていく、というのをしていました。
山内:そうですか、さすがですね。
今までそんなことをやっている人ってあまり聞いたことがないなと今思っているんですけど、やはり私たち「公務員面接の達人」では、50問という想定問答を作っているんですが、これはだいたいどこでもこういう質問が来るだろうなというところで作っています。
さらにその答えに対して、どんな質問が来るのかというところまでは、本当はみなさん個々に考えていただきたいなという風に思っています。
そこはどんなふうに突っ込まれるか、によって元々の想定問答に対しての答えも少しずつ変わっていくんじゃないかなと思っています。
エーさんの場合はさらに、もっともっと深掘りをしていったということですね。
エー:そうですね。
山内:すごいですね。想定問答に書いてある以外のこともたくさん質問される可能性があります。
んな質問をされるのかというのは、エーさんの場合には自分の面接でいろいろと洗っていったというのがありますが、ここの部分は、例えばネットで見てみると「こんな質問されました」みたいなのが載っていますので、そういうところから質問を集めてみて、自分だったらどんなふうに答えるのか、あとは今までの答えの中で、もっともっとこんな風に聞かれたらどういう風にしようか、というのを自分自身で深掘りしていったらいいのかなという風には思います。
応募先のリサーチについて
パンフレットなどだと、1日のスケジュールなどを載せてくれる方がたくさんいらっしゃるので、そういったものを見るのと、答えている質問内容を見て、「なぜこの人はこういう考え方をしているんだろう」とか「この業務内容イマイチよくわからないな」ということをネットで調べて、自分が働いている姿を想像しながら読むようにしました。
すると、より分からないと思うところが出てくるので、そこを意識しながら動画やパンフレットを見て、そこの回答を自分で探していく、わからなければ「質問ありますか?」と聞かれたときに質問すればいいと思っていたので、最後に向こうから聞かれる質問も、その時に一緒に作ることができるので、そういった形でリサーチするようにしていました。
山内:ありがとうございます。すごいですね。
ただ単にネットで表示されているもの、パンフレットで印刷されているものの中身を見るだけじゃなくて、そこに自分を置いてみたらどうなんだろう?というところまで考えて、さらにそこからいろんな疑問点がわくから、最後の逆質問まで考えることができる。
そりゃそうですよね。みなさんもこれを参考にしていただいてやってみたらいかがかなという風に思いました。
WEB面接について
あとは、私は形から入るタイプだと思っているので、スーツはすべて着たうえで、WEB面接であってもヒールを履いて腕時計もして、爪も切って挑むようにしていました。
ヒールを履いた理由は、その方が姿勢が良くなる、気持ちが切り替わるということがありました。
腕時計と爪を切った理由は、社会人は基本的に腕時計をしているのが普通だったので、そういったところで働いていたアピールというか、もし見えていた時のことを考えて形を作って挑むようにしていました。
山内:ありがとうございます。すごいですね。
ヒールまで履いて面接を受けていた。しかも見えないのに。ちゃんと下に新聞紙を引いて、その上にヒールで受けていたと聞いたんですけど、やっぱり見えないところまできちんとしているというのはとても重要だなという風に思います。
こういう風にした方がうまく面接を受けられるという方は、ぜひこれを参考にされたらいいかなと思います。
ただ「すごい緊張するから、リラックスしていた方がいいんだよね」という人も中に入るかもしれません。その場合にはご自身がリラックスできる形、面接で質問されたときにうまく答えられるような、緊張感がちょうどほぐれたような形になれるかどうか、そこが問題だと思いますので、そういう形になれるようにした方がいいかなと思います。
ですが見えないところもきちんと気を付けるというのは素晴らしい考えだなと思いました。
対面の面接について
山内:ありがとうございます。これは普通のプレゼントか、会議での発言とか、そういったところでも使える技術ですよね。
とにかく自分が何か発言するときにはまんべんなく見て発言する、こちらを見ていない人に対してもきちんと顔を向ける、それはとても大事だと思います。やはりそういう気持ちがあるから、面接官から見ても「この人はいろんなことに気を付けて考えてやる人だな」という印象を付けられると思います。
すばらしいですね。
あとは質問の答え方について面白い話をお伺いしたんですが、ここのところについて少しお話をお願いできますか?
エー:特に集団面接のときが顕著に出ると思うんですが、ほかの方が短く答えていたとしても、自分は面接官の気を引くために長く答えるということが非常に大事だと思います。
おそらく想定問答では300字程度で書くようになっていると思いますが、それくらいは話さないと、面接官はいろんな方の面接をしているので、興味を持ってもらえないです。
なので興味を持ってもらおうと思って「見出し」というような答え方をしても、その「見出し」に興味を持ってもらえない確率の方が非常に高いので、先に全部話しておくということが必要になります。
個人の面接であればその時間は自分の時間なので、あまり上がることなくきちんと全部話せると思うんですが、集団面接になると、隣の方たちが短いと、自分も短くしないといけないと思い込んでしまうと思うのですが、そういう気持ちは取っ払って、自分をアピールする必要があるので、しっかり話すことが大事だと思います。
山内:ありがとうございます。その通りですね。
エーさんはしっかりと、本当に基本的なことをやっていったんだなと思いました。だからこそ、こうやって合格できたのかなと思います。
みなさん、想定問答の通りに300文字、だいたい1分くらいですけど、そのように答えてほしいなと思います。面接官は答えている内容を聞きながら、短いと「え~?それで?それだけ?」って思ってしまうんですね。
そのあとどうやってその人からもっと深い部分を聞き出そうかっていう風に考えないといけません。時間がたくさんあれば、いろいろと聞き出すことを考えるんですけど公務員の面接は時間がとても短いです。ですからできればその時間をうまく利用するために、だいたい1分くらいは話してもらいたいなというのはあります。
もし、どうしても長くなるようでしたら「すいません、長くなってしまいますがよろしいでしょうか?」という風に断りを入れて話をしてください。
でも、エーさんのその考え方、例えば集団面接では、「ほかの人に振り回されずに自分の意見をしっかり言う」「アピールしたいポイントを面接官に言う」その姿勢は素晴らしいなと思いました。
ではそういうことをしていって面接に受かったということなんですが、最後にまだまだこれから面接を受ける方とか、あるいは来年、再来年多くの方が受験をされるのでその方々に向けて何か一言お願いしたいんですがよろしいでしょうか?
これから受験される方へのメッセージ
また、面接というのは自分の魅力をアピールする場所なので、いいところも悪いところも含めなんですが、そういったときは他人が信じてくれた自分の姿というのは一番自分を表している鏡だと思っているので、そこをアピールすると、非常に向こうにその人の魅力が伝わると思うので、そういった意味で他人が信じてくれた自分の姿を信じるということが大事になると思います。
なのでそういったことを心がけて頑張ってください。
自分が信じていることも確かに大事ですけれども、人から見て「あなた、こういうところがいいわね」とか「こんな風に頑張ってるね」と言われたことはあるんじゃないかと思うんですね。そこをぜひ大事にしてもらいたいと思います。
それから公務員面接の達人に来れば「こういうところすごいじゃない」とか「こんなところ、よく頑張ってるわね」ということがたくさん出てくると思うので、是非そういうところも頼ったりしていただければなと「公務員面接の達人」の宣伝になりますけど、そんな風に使っていただければなと思います。
ではエーさん今日はありがとうございました。
エー:こちらこそありがとうございました。
山内:貴重な時間をいただいて素晴らしいメッセージもいただいて、本当によかったなと思います。そして合格おめでとうございます。
エー:ありがとうございます。
山内:これが入り口になると思いますので、これからの国家公務員としてのエーさんの頑張りを心から応援しております。
エー:ありがとうございます。頑張ります。
山内:頑張ってください。では今日は本当にありがとうございました。
面接対策は独学で対策出来ると思いますか?
筆記試験は、100%正しい答えがあるので、独学でも対策することは可能です。
しかしながら、面接試験には正しい答えが存在しません。
特に既卒、社会人、公務員から公務員への転職の場合、年齢、経験などが全く異なります。
面接官は、なぜ、あの質問をしたのか?
どのような回答を望んでいたのか?
どのような人材を求めているのか?
その答えは、どこにも記されていませんが、面接官が求めている回答をしない限り、公務員の面接試験に合格することはできないのです。
民間の面接と違って、公務員試験は、1年間勉強して、筆記試験に合格したとしても、実は、たったの20分程度の面接で不合格になってしまう世界です。
しかしながら、未だに、元気にハキハキ、しっかりと自分のことをアピールし、面接官に良い印象を与えることができれば、面接に合格できると信じている方がいます。
ハッキリ言って、公務員の面接試験は、それほど甘くありません。
インターネット上に溢れ返っている、曖昧な面接対策や、公務員面接試験に合格した方のアドバイスを信じて、対策をされている方もいますが、新卒ならまだしも、年齢、経験、希望する自治体、自治体が求めている人物など、すべてが違うにも関わらず、何を参考にしているのでしょうか。
あなたの一生を左右するかもしれない大事な面接対策を、正しいかどうかもわからない情報を信じて、対策しても良いのでしょうか。
ハッキリ言います。公務員の面接試験で確実に合格するためには、プロの面接官の指導による客観視が必要不可欠です。
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特に、社会人、既卒の方は、新卒よりも面接のハードルが上がっているため、必ず対策しなければならないことがあります。