反対に、公務員を目指す個人的な理由を話さなければ、「安定性を求め、民間から逃げて公務員を目指しているのではないか」と思われてしまう可能性があります。 このように思われてしまった場合、あなたは100%面接で不合格になります。
社会人の場合は、個人的な理由も志望動機にないとおかしいのです。
というように、以前書いた記事では、社会人は志望動機に「個人的な事情」もOKであり、むしろ、個人的な事情があるほうが面接官は納得しやすいという、予備校の指導とは真逆の対策をお伝えしました。
チェックわずか20分であなたの人生が決まってしまう面接とは?
なぜ、今の仕事を辞めたいのか?
実は大企業に就業していたり、専門職であったり、現職の公務員である場合、一見、プラスになると思われる背景がネックになります。
実際にいままでサポートをした方々の具体例でお伝えしますね。
例1 20代後半 技術者 (大学院で物理を専攻) ロケットを作る仕事に従事。
給料も下がりますよ!
市役所の最終面接で、市長に「辞めるなんてもったいない!今の仕事は誰もがやりたいと思っても就ける仕事ではない」「給料も下がる」と転職を思いとどまるように説得されました。
この方の公務員面接における最大の課題は「現職が技術系の花形である」事でした。
(対策を立て、結果はこの市役所を除き、特別区や市役所など複数合格)
例2 30代前半 経理職 上場企業の経理財務で経験を積む
公務員の実情を理解してますか?
専門職として、民間企業の転職なら引く手あまたであっても、幅広い業務を遂行する「基礎自治体の行政職」を目指すのはキャリア・ダウンと考える面接官が多い。また、やりたい仕事も経理関係で無い場合は、なかなか納得しない。
また、上場企業からの転職は給与面でも百万単位で下がる事が想定されて、公務員の実情を知らないのでは?と思われて、何度も志望動機や退職理由について確認される。
(この方は、個人的な事情も提示、自治体の業務も具体的に知っている事を強調し、希望の市に合格)
例3 20代前半 新卒で市役所に。しかし第一希望でなかったため、2年目で再受験。
現職での期間も短く、隣接している自治体への受験のため、課題が複数あった。
しかし、最大の課題は「なぜ、すでに公務員であるのに、別の自治体へ転職する必要があるのか。今の市役所では出来なくて、隣の市なら出来る事などあるはずがない」という、面接官の不信感。
自治体が違っても、職員を引っこ抜くような採用は抵抗感があるため、その気持ちを変化させる事は簡単ではないです。)
(応募先の志望動機よりも「転職理由」の説得力を重視。複数の課題をクリアし希望の市に合格)
ロケットを作っていなくても、上場企業の社員でなくても、公務員だけでなくNPOなどで市民のサポートをしている等も含め、現職でしっかりと仕事をしている場合は民間企業への転職と同様に「なぜ、今の仕事を辞めたいのか?」は、面接官はどうしても知りたいです。それはなぜか・・
転職を考えた理由は志望動機より重要です
「転職を考えた理由」それは○○を選んだ理由=志望動機よりも重要な情報です。
現状に満足している人はめったに転職をしません。
現職が社会貢献において、部分的であったとしても、それだけでいきなり「転職」まで行動するのはマレです。
転職しようとした理由が、つぎの就職先で得られ(もしくは改善・払拭)なければ、転職の意味が無いからです。
例えば、職場環境に問題があって退職したなら、次の職場で一番重視するのは当然職場環境になりますね?
したがって、職場環境がそれほど改善されるとは思えなかった場合は、「この人は転職して来たら、がっかりするだろう」=早期退職につながりやすい と考えてリスクの高い採用となるため、不合格に傾く事になります。
志望動機に「やりたい仕事」を入れる事が大きなリスクになる理由と同じです。
(その仕事に携わるのが目的なら、それ以外の仕事ではモチベーションが下がるだろう、と考える)
社会人の場合は、下記のようなストーリーを作って、一貫性のある話が出来るようにしましょう。
- 転職をしようと思った/公務員の仕事に関心を持った というきっかけ
- 転職をする事の熟慮/公務員の仕事の具体的なリサーチ
- 決意(いつの時点で)
- 志望先を選定する時に重視した事(3つくらい)⇒結果 (国、都道府県、区や市町村など)
公務員へ転職をしようと思ったきっかけが無いと、ある日、唐突に公務員を志望したという不自然なものなります。
そんなヒラメキで、受験が大変な公務員をいきなり受ける人はいませんし、もしそうなら、面接官は理解不能です。
そのため、きっかけが個人的な事情でも良いわけです。むしろ、それがあると面接官は「それなら、自分でも
そう考えるかも」となります。
面接官も普通の市民である事を忘れないように。
公務員になりたいきっかけ
- 親が地元に戻ってきてほしいと言うようになった
- 片親になり近くで生活したい
- 結婚/引っ越し
- 行政と一緒に仕事をした
- 震災・災害にあって行政の支援を受けた/ボランティア
- 友人が公務員で話をよく聞いた
- 地域活動
- 顧客が行政の支援を受けたetc
ストーリーの例
「公務員を目指した理由は2つあります。ひとつ目は私事ですが、昨年、父が病気になり看病をしている母が非常に心細くなり、戻ってきてほしいと言われるようになりました。
現職は全国に転勤があるため、イザという時に助ける事が出来ません。そろそろ転勤の時期です。それで地元に戻る決心をしました。
二つ目は顧客先のひとつに行政があり、担当の職員の方が、いつも仕事に熱心で、広い視野で市民生活の向上に取り組んでいる姿に感銘を受けていました。
わたくしの年齢や民間経験者でも受験できる事を教えて頂きました。それで行政の取組みや業務内容について真剣に調べたところ、民間で現職の延長の業務をするよりも、チャレンジのし甲斐があると感じました。また、わたくしの専門も活かせると思います。
中でも**に対しては以前より関心がありましたので、特に前向きに取り組んでいる○○市を・・(応募先の志望動機)」
上記はわかりやすい「きっかけ」や公務員に関心を持った理由です。
応募先の志望動機がありきたりであっても、個人的なストーリーに説得力があるかないかで、面接官の印象は変わります。
応募先の志望動機だけを一生懸命に頭を使っても、なぜ、転職するのか、、という肝心の部分で本気や説得力が無ければ、その努力は水の泡になります。
公務員面接の達人の合格率が高い3つの理由とは?
公務員面接の達人では、何年も前から、ずっと非正規職(アルバイトや派遣、任期付職員)の方や、景気の波を被り、何回も転職を余儀なくされたなど、経歴が不利だとされる方の、公務員面接対策のサポートを行っており、実際に合格者を多数出してきております。
また、難易度が非常に高い「経験者採用枠」でも、様々な年代、キャリアチェンジをするという方のサポート実績、合格者が多いことで支持を頂いております。
実は現職公務員の他の公務員への転職サポートの依頼も多く、信頼をされている証です。(公務員から公務員への転職は簡単ではありません)
合格実績をご覧いただければ、お分かりいただける通り、公務員面接の達人の受講生の合格実績はとても豊富です。その理由は、大きく分けて3つあります。
様々な年代、経歴の合格サポートの実績が豊富
公務員面接の達人では、既卒、社会人、非正規、アルバイト経験者などのサポート主に行っております。経歴が不利でも、カバーするノウハウや、アピールのポイントを熟知しております。 様々な年代、経歴の方のサポート実績が多いことから、様々な年代、経歴方のサポートを得意としております。 |
元公務員!予備校では学ぶことができない指導内容
既卒、社会人の方で、もし、予備校で面接対策されている方は注意が必要です。 なぜかというと、大手予備校の先生というのは、主に新卒の指導をしており、新卒の合格基準の指導しか知りません。また、面接官の経験がない先生がほとんどです。従って、公務員の中途採用、社会人経験枠の評価基準を知らないので、適切な面接対策を指導できる方はめったにいません。 公務員面接の達人のノウハウは、民間企業の人事出身ながら、実際に自治体の面接官経験が基になり行政の採用の考えに沿った指導をしております。 |
(自治体の人事は、人事のプロではないため、民間の採用のプロを面接官に入れる事があります)また、元公務員の面接担当だった方が、YouTubeなどで指導されている場合もありますが、20代、30代、40代の指導経験、合格実績がどこまであるのか、しっかりと調べてください。その点、公務員面接の達人では、様々な年代の指導経験、合格実績は豊富にあります。
個人指導&模範解答付きのサポートプラン
面接官は、何を見て、合否を決めているのか、本当に理解していますか? ここを理解しておかないと、面接試験で合格することはできません。筆記試験は、あくまでも足きりでしかありません。いくら立派なエントリーシート、論文を書いても、その人のことがわかるわけではありません。民間の面接とは違う部分が公務員試験の面接ではあります。優秀だから合格するのではありません。 公務員への適性が見えるかどうか、です。多くの受講生が、実際の面接で想定問答通りの質問をされたので、しっかりと応えることができたから合格できました!と言われています。 |
面接が得意という方はめったにいません。面接官の質問に対してズレずに的確に答える事が一番大切です。勝手に自己PRをしたり、何を言いたいのか解らなくなるような長話が落ちる原因だと心得てください。
公務員面接の達人のオリジナル想定問答は、個人カウンセリングで話をしながら添削を受けることによって、模範解答を覚えるのではなく、なぜ、そのような回答が必要なのかを理解していただく事に大きな特徴があります。
理解していない事は応用が利きません。面接官の質問の意図を把握し、適切な回答が可能になる構成になっています。
例えば、経歴の説明を求められたとします。何をどこまで、話すべきか、地雷は何か、理解出来ている方は99%いらっしゃいません。なぜ、民間企業で正社員を目指さずに、今回、公務員を志望したのか、面接官が納得する回答が出来ますか?そもそも、どういう回答なら納得するか、を考えた事があるでしょうか? リーダーの経験が無くても、リーダーシップがあることをどう伝えればよいのか判りますか?
この想定問答に個人指導がついていることによって、あなたの面接の課題解決がサポートできるようになっています。
無料の公務員面接対策オンラインセミナーの内容はこちら
- 元公務員面接官が教える面接を突破するための対策
- ノウハウの取得に走る前に理解すべきこと
- 地雷対策をすればマイナスは無効化可能
- 公務員面接対策に必要な4つの柱とは
- 年代別自己PR対策について(新卒、既卒~27歳、28~34歳、35歳以上)
合格者の声の一部をご覧ください
アンケートに答えていただけた方には特別動画をプレゼント
公務員面接対策オンラインセミナーを視聴後、簡単なアンケートに回答すると以下の動画等を無料でプレゼントさせていただきます。
- 20代、30代、40代の年代別面接対策の事例解説
- 予備校でも教えていない質問回答解説動画プレゼント!
アンケートプレゼント① 20代、30代、40代の年代別面接対策の事例解説
20代、30代、40代、年代ごとに受験生の志望動機、やりたい仕事など、 面接事例を見ながら学んでいただくオンラインセミナーです。
各年代の受験生の経歴、強み、エピソード、表現など、どこが課題であったのか?
面接官との詳細なやり取りを見ながら、各年代の対策内容を詳しく解説していきます。
ここまで詳細に面接官とのやり取りを解説し、面接官が何を意図して質問をしたのか等、解説しているサイトは存在いたしません。
元公務員面接官だからこそ、面接官の目線で解説が可能なのです。
アンケートプレゼント② 予備校でも教えていない質問回答解説動画プレゼント!
志望動機、自己PR、自己分析、どれも公務員の面接試験で合格するためには、必要不可欠な対策です。
しかし、実は、ここを徹底的に対策しても、面接に合格することはできません。
なぜかというと・・・公務員試験の面接官は、もっと重要な部分をチェックしているからです。
面接の中では、ここが一番重要と言っても過言ではありませんが、予備校で教えているところは見たことがありません。
また、今まで、沢山の受講生を指導させていただきましたが、この公務員の面接で一番重要なポイントを理解していない方が非常に多いと感じています。
公務員から公務員を目指している人であっても、理解されている方は50%程度です。
ここは、最終面接で聞かれることがとても多いのですが、民間企業、新卒の方は、99%回答することができません。