まるさんに公務員試験おご相談を頂いたのは、10月の中旬以降だったと思うのですが、実は試験まで結構短い時間しかなくて、そこが苦労したところでもあります。ではまるさん、簡単にご自分で自己紹介をお願いします。
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この記事の目次
【合格者インタビュー】
安達瑠依子:今年は合格して気持ちいいお正月を迎えられましたね。
まるさん:そうですね。
安達瑠依子:まだ地元に帰られてないということですよね。
まるさん:はいそうです。
安達瑠依子:卒業までの数か月、学生生活を楽しんでいただきたいと思うのですが、今日はこれからまるさんの合格までの道のりや考え方、気持ちや苦労したことなど、これから受験される方のためにいろいろと教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
まるさん:よろしくお願いいたします。
公務員を目指した理由について
当初は民間企業で就活もされていたので、民間の内定もお持ちでした。ですが、地元であること、人と接すること、女性が長く働けることにこだわって、公務員を目指すようになりました。
私が初めてまるさんのご相談を頂いたのは、10月の中旬以降だったと思うのですが、実は試験まで結構短い時間しかなくて、そこが苦労したところでもあります。ではまるさん、簡単にご自分で自己紹介をお願いします。
安達瑠依子:ありがとうございます。今お話していたように、最初は民間を考えていて内定もお持ちだし、そこからまた新たに公務員を目指すのは、結構エネルギーがいると思うのですけど、よく決意しましたね。
まるさん:そもそも受けられる試験もなかったので、探すところから始まったんですけど、希望する市役所の試験があると知った時には「何も考えず受けよう」と思いました。
安達瑠依子:そうですね。そこはすごくラッキーでしたね。
まるさん:そうでした。
安達瑠依子:民間の就活をずっとしていると、どうしても受けられるところがすでにないということはよくありますね。で、希望する地元の市役所の受験が可能で、筆記の勉強もそこから始めたということですね。
まるさん:そうですね。
安達瑠依子:大変じゃなかったですか?
まるさん:大変ではあったんですけど、私の受けた市役所は、スコアという教養とはまた別の試験だったので、1か月ほどあれば対策できる試験ではありました。
安達瑠依子:なるほど。じゃあ逆に言うとまるさんはご縁があったのですね。でも筆記もそうだし面接対策も、そもそも公務員を最初から考えてなかったから、自治体のことって市役所の仕事もそうですけど、あまり詳しくなかったですよね。
まるさん:そうですね。あまり詳しくなかったです。
公務員面接の達人サポートを選んだ理由は?
安達瑠依子:なるほど。周囲に公務員を受験されている方がいるから、情報を得られますもんね。
新卒で公務員を目指す方は、多くはやっぱり予備校に行ってらっしゃって、面接対策も予備校が多いですよね。
あとは大学のキャリアセンターとか。実は毎年、新卒の時に落ちて、翌年受講される方がいるのですけど、皆さん口を揃えたように「『ハキハキ元気だったら大丈夫』と言われた」と言うんですよ(笑)。
それは大事ですけど、残念ながらそれだけでは無理で、ちゃんと対策していたら新卒の時に受かっていたのになという方、毎年お会いします。だからまるさんのように確実に合格するために何をすべきかを組み立てられるのは、まるさん自身の物事に対する取り組み方が出ており、すごく効率的で正しいやり方だと思います。
まるさん:ありがとうございます。
安達瑠依子:まるさんは今おっしゃっていたように、民間の就活もして内定もお持ちでしたから、決して面接対策が何もできていなかったという状態ではなかったと思います。
新卒の場合の課題ポイント
あとはすごく自己PRと内容が豊富だったんですよね。だけど端的にまとめるというところに関しては、まだまだ構築をしなければいけないというのが最初の印象で、最後の一つは、とてもやさしい可愛らしいお声なのですけど、若干声が小さくて気弱な印象に見える。そこが一番最初に感じた課題でした。今お話ししたように、すごく充実した学生生活を送っていらしたので、お話しすることはいっぱいありますよね。
まるさんご自身はそういう風に思ってないのかもしれないですけど。新卒の方全員に言えることですが、面接官が学生生活のことを根掘り葉掘り聞くのは、学生生活は勉強はしないといけないですけど、かなり自分の意志で自由にいろんなことができるじゃないですか。
別に強制的にサークルに入ったりアルバイトをしないといけないということはないですよね。
まるさん:はい。
安達瑠依子:全部自分の意志で選択して何かをするわけじゃないですか。だからその人の考えだとか、どういう方向に関心があるかとか、やってきたこととか、それはすべてその人の人となりが判るのですよ。
面接官は何を見ているのかというと、新卒の方はよく「ポテンシャル」と言うのですけど、何かにチャレンジする力とかエネルギーであるとか、その中で自分が自ら主体的に動くことができるかとか、何か壁や苦労があった時に、どうやって考えてそれを解決しようとしたのか、失敗したとしても、失敗からどんなことを学んで何が変わったのかという事が、全て学生時代のお話を根掘り葉掘り聞くことで判断できちゃうんですね。
その点、まるさんは素晴らしい素材をいっぱい持っていらっしゃった方なんです。
まるさん:ありがとうございます。
時間の使い方について
安達瑠依子:コロナ禍に入ってからはどうなりました?だいぶ変わりました?
まるさん:アルバイトも時短営業になったりとか、サークル活動も大学側から「止めなさい」と要請が出ていたので、1年間は活動ができなかったので時間はできたと思います。
安達瑠依子:でもそれは苦しいですね。何もできない状況が長く続くと。
まるさん:そうですね。
安達瑠依子:期限が決められた大学生活の中で、まるさんからすると、もっともっとやりたいことはありましたか?
まるさん:そうですね。もっと活動したかったとは思うんですけど、何もできない時間があったからこそ、自己分析などができたのかとは思っています。
面接対策について
安達瑠依子: なるほど。でも自己PRの部分や、自分の長所短所だとか、チームで頑張ったところなどは民間と共通しているので、そういう意味ではまるさんの提出していただいた内容を見ても、結構しっかりと書かれていましたよね。
まるさん: そうですね。民間就活をしたことでその部分がどんどんブラッシュアップして書けたので、そこは民間の就活をしていて良かった点です。
安達瑠依子: なるほど。公務員ならではの質問というのがありましたけど、覚えてます?この質問は困ったな、書きにくいなというのはどんなところだったんですか?
まるさん: 民間と公務員の違いとかはすごく苦労しました。
安達瑠依子: そうですね。民間では聞かれないですからね。民間と公務員の違いってね。公務員は聞かれますけど、確かにそこはそうですね。でもそういう質問をされると「これは考えなくちゃいけないんだ」と逆に言うとわかりますよね。
まるさん:はい。
安達瑠依子: いただいた想定問答、まるさんは直すところが少なかったですよ、本当に。ちょっと書き方や話の順番はまとめないといけない所がありましたけど。「これ、ほかにエピソードないですか?」とか、そういうようなところはなくて、すごくしっかりしているなという印象でした。
まるさん: ありがとうございます。
安達瑠依子: 私がまるさんの話し方について注文したじゃないですか。短期間ですけれども、受講生サイトにある相澤先生の発声のところとか、そういう動画を見て頑張ってくださいとお話をしたんですけど、やってましたよね。
まるさん: そうですね、発声練習は為になったなと思っています。
安達瑠依子: 実は面接対策だけでなく、これから仕事についても、市役所って対人のお仕事が多いし、みんなの前で説明する機会もこれから増えると思うので、一生役立つスキルだと思いますので。
まるさん: はい。
安達瑠依子: ご自分で練習して、ちょっとは変わりました?
まるさん:そうですね。自然と声が出るように、今はちょっとあまり出て無いですけど、なったという風に思います。
安達瑠依子:でも以前より声が出ていますよ。
まるさん:そうですか、ありがとうございます。
安達瑠依子:まるさんは充実した生活を送っていて強みもいっぱいあるのに、発信する声が小さいと、特に今はコロナでマスクもしていると、伝わるものも伝わらなくなるので、そこが私は一番心配していたのですが、改善されて本当に良かったと思います。
まるさん:はい。
安達瑠依子:そういうのをまじめにきちっと頑張る方なんですね。
まるさん:ありがとうございます。
模擬面接について
安達瑠依子:そうですね。想定問答は基本的なことなので「あの回答をしたらさらにこういう質問が来るよな」というところまで考えておくのが一番なのですが、直前だとその時間がなかなか取れないんですよね。
まるさん:はい。
安達瑠依子:でも模擬面接の後短期間でしたけれども、そこのところもしっかりされていたと思いますので、実際の面接でどこまで深掘りされるかというのは、ものすごく面接官や自治体によって差があるんですよ。だけどやっぱりやっておけば安心ですよね。
まるさん:そうですね。自信をもって面接に臨めると思います。
応募先のリサーチについて
安達瑠依子:1年間分見たのですか?
まるさん:そうです。
安達瑠依子:大変。だけど結構市報はリアルタイムじゃないですか。「今こういうことやってます」とか「こうです」とか報告があるので、かなり市役所の仕事ってどんなことをやっているのかの理解は深まりましたよね。
まるさん:そうですね。
集団面接について
まるさん:そうです。
安達瑠依子:集団面接は1回に何人ですか?
まるさん:4人いました。
安達瑠依子:全員同じ質問されました?
まるさん:はい。
安達瑠依子:じゃあ順番に答えたんですね。
まるさん:そうです。
安達瑠依子:どうですか?集団面接のときに何か印象に残っていることってあります?
まるさん:私以外が全員男性だったので、皆さんすごく声が出ていて、そこに最初はびっくりしたんですけど、逆に引っ張られるように大きな声が出たので、その点はよかったなという風に思います。
安達瑠依子:なるほどね、そうだったのですね。まるさん以外全員男性だったんだ。ほかの方の回答を聞く機会って、集団面接以外にないですけど、どうでした?
まるさん:周りの話を聞いていると、自分が何を話したらいいのかわからなくなったり、質問がどんなものだったかが途中で分からなくなったりは、集団面接の難しいところだなと。
安達瑠依子:そっか。実は面接していて、時々、質問を理解しないで「ちょっと違うな」という回答をする方、いらっしゃるんですよ。安達瑠依子のことを聞いたのにBの話をされるとかね。そういうことが多いと「あれ?なんの質問だったっけ?」と思いますよね。でもちゃんと通過して個人面接までいかれたので、結果としてはきっと適切な回答をされたんですね。
まるさん:そうだったのかなと。
安達瑠依子:どうですか、ほかの方の回答を聞いて、ほかの方も面接対策、頑張っているという印象でした?それとも「ちょっと足りないかな?」という印象でした?
まるさん:みなさんしっかりお話をされていてすごいなという感じでした。
安達瑠依子:そうですか。受験日程からすると結構遅い方なので、公務員受験1本でやっている人は、複数受けてる方が圧倒的に多いですから。新卒の方は多いと8か所くらい受けてるんですよ。
まるさん:そうなんですね。
安達瑠依子:国家公務員も自治体も両方受けるという方はすごく多いですし、だから11月の後半くらいだと、面接慣れしてる方、すごく多いです。
まるさん:はい。
安達瑠依子:そういうライバルを勝ち抜いたのですから、まるさん立派です。
まるさん:ありがとうございます。
個人面接について
安達瑠依子:短い!
まるさん:すごく短くて、バイトのことだったり、自己PRとか。逆に志望動機ややりたいことは聞かれなかったです。
安達瑠依子:そうなんですね。しかし短いな。10分か。
まるさん:人によるみたいで私は10分だったんですけど、前の方は20分くらい面接されていたのでバラバラ。
安達瑠依子:珍しいですね。普通は20分って決まっていると、聞きたいことが終わっちゃったとしても、残りの10分は雑談っぽく質問したりとか、そういうことはあります。ということは、まるさんは10分くらいで合格したということは、最初の質問の段階で高評価だったということですよ。自己PRとか、学生時代にやったことをいろいろと言えたということですね。10分でね。
まるさん:そうですね。
安達瑠依子:じゃあちょっと拍子抜けしました?
まるさん:そうですね。聞かれると思っていたことが聞かれなかったので。
安達瑠依子:なるほど、そうだよね。そうすると「あんなに頑張ったのに」って思ったかもしれないですね?
まるさん:逆に不安になりました。
安達瑠依子:そうですね。短くなると、逆のマイナス評価のことが多いのですけど、まるさんの場合はそれだけ評価が高かったということだと思います。それは素晴らしいです。では面接終わったときは「こんなに受験対策しなくてもよかったのにな」と思いました(笑)?
まるさん:そうですね。でも受験対策したからこそ自信をもって臨めたと思ったので、後悔はなかったです。
これから受験される方へのメッセージ
そういう方は内定をもらっていたりすると、そこから受験では大変じゃないですか。だからとりあえず「今から苦労するのはなー」と思って、民間に就職して「でもやっぱり」と言って3か月で退職したりという方がいるんです。
ですからまるさんご自身が方向転換されたので、そういう方を含めて、これから今年受験される方へメッセージをお願いいたします。
一方で私のように民間から公務員に切り替える、ちょっと珍しいケースかもしれないですけど「民間で内定もらって公務員を受けるのどうしようかな?」と迷っていらっしゃる方がいたら、まず受けられる公務員の先がないかと調べて行動したら、公務員にたまたま受かるようなこともあると思うので、あきらめずに頑張っていただけたらと思います。ありがとうございました。
安達瑠依子:ありがとうございます。まるさんのように、やりたいと思ったら躊躇せずにチャレンジすることがすごく大事ですね。
まるさん:そうですね。
安達瑠依子:あとで後悔するより、まずチャレンジするという、そこのところが人生の選択で、いろんなところで分かれ道だなと思います。このインタビューを聞いている方は、まるさんはすごく控えめな話し方をされる方なので、もしかしたら伝わらないかもしれないですけど、まるさんは芯が強いですよね。
まるさん:ありがとうございます。
安達瑠依子:やってきたことを拝見すると、リーダーシップもあるし芯も強いし、表面は控えめでもそういう部分はこれから仕事をする上でもすごく活躍できる方だと思います。どうかこれからもお元気で頑張ってくださいね。
まるさん:ありがとうございます。
安達瑠依子:では本日のインタビューはこれで終了させていただきます。まるさん、本当にお元気で。今日はどうもありがとうございました。
まるさん:こちらこそありがとうございました。
面接対策は独学で対策出来ると思いますか?
筆記試験は、100%正しい答えがあるので、独学でも対策することは可能です。
しかしながら、面接試験には正しい答えが存在しません。
特に既卒、社会人、公務員から公務員への転職の場合、年齢、経験などが全く異なります。
面接官は、なぜ、あの質問をしたのか?
どのような回答を望んでいたのか?
どのような人材を求めているのか?
その答えは、どこにも記されていませんが、面接官が求めている回答をしない限り、公務員の面接試験に合格することはできないのです。
民間の面接と違って、公務員試験は、1年間勉強して、筆記試験に合格したとしても、実は、たったの20分程度の面接で不合格になってしまう世界です。
しかしながら、未だに、元気にハキハキ、しっかりと自分のことをアピールし、面接官に良い印象を与えることができれば、面接に合格できると信じている方がいます。
ハッキリ言って、公務員の面接試験は、それほど甘くありません。
インターネット上に溢れ返っている、曖昧な面接対策や、公務員面接試験に合格した方のアドバイスを信じて、対策をされている方もいますが、新卒ならまだしも、年齢、経験、希望する自治体、自治体が求めている人物など、すべてが違うにも関わらず、何を参考にしているのでしょうか。
あなたの一生を左右するかもしれない大事な面接対策を、正しいかどうかもわからない情報を信じて、対策しても良いのでしょうか。
ハッキリ言います。公務員の面接試験で確実に合格するためには、プロの面接官の指導による客観視が必要不可欠です。
公務員面接の達人は、元公務員面接官の目線で、あなたの年代、経験、受験先の自治体に合わせて、面接指導をすることで、確実に面接の合格率を上げることができます。
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