この記事の目次
【合格者インタビュー】
安達:まず、おめでとうございます。
Sさん:ありがとうございます。
安達:念願の市に合格されて本当にわたくしも嬉しいです。ではこれからSさんがどういう対策を立て、どんな面接をされてきたのか、少しお話をお伺いしていきたいと思います。まずSさんのプロフィールですけれども、ご年齢は受験時30歳。民間企業の経験がありまして、その後、今は現職の国家公務員でいらっしゃいます。
安達:ありがとうございます。Sさんすいません。ちょっとお声が小さいんですね。マイクが遠いのか、ちょっと大きくしてくださると助かります。
Sさん:はい。
安達:今、ご紹介いただいたように3回目の合格というところです。Sさんは、以前は予備校に通っていらしたのですよね?
Sさん:はい。
予備校の時の対策について
安達:予備校の先生にそう言われちゃうと信じちゃいますよね。
Sさん:当時は信じました。
安達:そうなんですね。予備校の先生もいろんな方がいるし、多分その予備校に通っていた方は再受験しても受かった方がいなかったのですね。
Sさん:そうだと思います。
安達:でも実はリベンジで受かる方、たくさんいらっしゃって、だからそのお話を聞いたときに、そういうお話を先生がしてしまうと、チャンスをなくしてしまう方がいて「いけないな」と感じたのを覚えています。でもSさんはそう言われたのに、逆に言うとなぜもう一度チャレンジしようと思ったんですか?
Sさん:もともと公務員を目指すきっかけが市役所に友人がいましたので、自分自身も第一志望だったのでそこが一番大きかったです。
安達:じゃあ諦めきれなかったということですかね?
Sさん:そうですね。
経歴の課題について
この短いのは理由があるので問題ないのですが、現職の公務員で受験されたときにはまだ2年たっていなかったですもんね。
Sさん:はい。
安達:そこはやっぱり、一番ちゃんと対策を立てないといけないところでしたね。
Sさん:はい。
安達:あともう一つは、Sさんはすごく緻密でしっかりいろいろなことを、事実を洗い出してお話しする、分析される方なので、面接のときにも長くなってしまうということがありましたね。
Sさん:はい。
安達:質問されていなくても親切に先まで話してしまうので、余計に長くなるというのが課題だったかなと覚えています。昨年の9月からということでいろいろな対策を立ててきましたが、どんなことをやってきたかはSさんご本人の口から言っていただきたいなと思うんですが。
さっき一番最初に「過去の面接の分析をした」とお話ししましたが、Sさんとしては過去の面接内容について私からいっぱい指摘をされましたけれども、自分としてはいかがでした?
安達:そうですか、ありがとうございます。前向きに受け取っていただいて。終わったことをほじくり返すのは「嫌だ」と思う方もいらっしゃるのですけど、やっぱり振り返りをすると課題が明確になるので、対策を立てるためには必要なことですよね。
Sさん:はい。
想定問答について
安達:想定問答を取り組んでいただきました。私はたくさんの方の想定問答を添削しておりますが、Sさんはがっちり書くタイプですよね。
Sさん:そうですね。
安達:たぶんほかの人と比較して見ていないからわからないかもしれないですが、しっかり洗い出して書かれているので、初めての想定問答を拝見した時に少し驚きました。お仕事もすごく細かい緻密な仕事をしていらっしゃるじゃないですか。法律の根拠があるかどうかとか、いろいろ調べてお仕事されていますけれども、それが想定問答にも出ているなと思いました。
Sさん:ありがとうございます。
安達:すごく緻密でしっかり洗い出して考えて進めるタイプで、正直、行政の仕事、公務員の仕事は向いているなと感じました。
Sさん:ありがとうございます。
安達:そうですね。簡潔にまとめるのは大変でしたね。でもスカスカで1行くらいしか書けないという逆のパターンの方もいるのですが、それに比べたら、ずーっとずーっとずーっといいですよ。(笑)
洗い出しがしっかりできているので「まとめるところ」ですよね。洗い出しもできない、そもそも思い出せないという方もいらっしゃるので。
応募先のリサーチについて
安達:しっかりされていますね。ホームページをしっかり読むというのは多くの方がやっていますが、それでも読み方が浅い方もいっぱいいますが、やっぱりやりたい分野、ちゃんと職員の方の話を聞く、そこって躊躇してやらない方が圧倒的に多いのですが、Sさん、どうでした?連絡するときはちょっと考えちゃったりやりづらかったですか?
Sさん:そこまでは考えていないですけど、とにかく行動しないと結果が出ないので、勢いでやりました。
安達:やっぱりやったら違ったでしょう?
Sさん:そうですね。実際に職員の方も自分が思っていたより時間を取って詳細に説明していただいたので、ホームページに書いてないこともいろいろ聞けたので、そこはメリットを感じました。
安達:あとそこまでやると、面接に臨むときも自信になってきますよね。
Sさん:そうですね。
模擬面接について
安達:最後に模擬面接ですけれども、結構苦労しましたね。
Sさん:はい。
安達:模擬面接なので、練習なのでいいのですけれど、なかなかご自身が思っていたように話せない時もあって。かなり「実際に話す」って大変だというところもありましたよね。
Sさん:そうですね。文字を書くだけなのは簡単ですけど、実際にそれを言葉に出すのは最初は難しかったです。
安達:毎日やったのですか。すごいですね。そういうところ性格ですかね?徹底していますね。
Sさん:やりすぎて夢に出るくらいでした。
安達:夢に出てきたのですか!
Sさん:夢に出てきました。
安達:なるほど。わかりました。そんなにやったのですね。でもそういう練習はオリンピックの選手じゃないですけど「練習は裏切らない」って言いますけど本当ですね。
Sさん:その通りだと思います。
面接対策で意識したこと
安達:そうですか。いろいろ利用できるところは使って実践していったということですね。わかりました。いつも思うのですけど、受験、受験といっても転職なんですけど、これって仕事のやり方と一緒かなと思うんですよ。
仕事の普段のやり方に受験対策が結構出るのですね。一緒にお仕事をしていなくても「きっと仕事もこういう風にきっちり事前準備してミスなく正確にやり抜いていく人だな」とわかる時があります。
Sさんはそういう意味では普段のお仕事もしっかり事前準備して臨む方だなと思っていましたけど、対策もそうですね。
本番面接について
安達:そうですね。面接報告いただいたときにも、非常に厳しいツッコミにもちゃんと頑張って耐えているなという印象でした。あと気になっていた転職動機のところも事前にきちっと家庭の事情とお話しして、そこで「なぜ転職するのか」というところに関しては納得していただいていましたよね。
Sさん:そうですね、はい。
安達:公務員から公務員の場合って、ただ「自分はこれがやりたい、あれがやりたい」だけでは正直叶わない部分ってかなりありますよね。既に公務員として働いているので。その点はちゃんと面接官が納得する理由があるというのは大きいなと思いました。
そこを通過して、だからこそSさんが「何ができる人なのか」「何がやりたいのか」というところに関心が移っていたなというのが印象です。Sさん、本番の面接は結構落ち着いていて、ご自分のイメージ通りにできた感じですか?
Sさん:そうですね。安達さんの想定問答を準備していたのと、模擬面接で何をしゃべるかというのも自分の中で整理できていたので、緊張はしましたけど、いい緊張感で面接することができたかと振り返って思います。
安達:なるほど。いい緊張感ってすごくいい言葉だと思います。全く緊張しないということはないじゃないですか。面接だから。でもガチガチになって頭が真っ白になったらおしまいですから、いい緊張感で臨めるというのは、Sさんはご自分的には何が一番大きな理由だと思います?
Sさん:一番大きいのは事前準備をどれだけやるかということだと思います。
具体的には模擬面接のところの準備と、想定問答で聞かれる内容が面接で実際に同じような質問が来るので、それに対して自分で時間あるときに、声に出して記憶してやりきる、何回もやりきることで自信がついてくるので、そういったことで準備できていたので、いい緊張感で本番を迎えられたのかなと思います。
安達:なるほど。そうですね。納得です。よく「緊張するのですがどうしたらいいですか?」という質問、いっぱい来ます。もちろん「深呼吸をする」とかいろいろあるんですが、今Sさんが仰ったように、やっぱり事前準備をやっておくかどうかというのは、一番かもしれないですね。だから知らないところから矢が飛んできても、何とか応用ができますけれども、軸がちゃんとできていないと応用のしようがないですもんね。
Sさん:そうですね。
安達:やっぱり実力発揮できて合格したのは当然かな?とお聞きして思いました。
Sさん:ありがとうございます。
これから受験する方へのメッセージ
あとは現職が国家公務員なので、公務員から公務員へと転職を考えている方、多くいらっしゃると思うのですけど、やっぱり転職理由が一番大事だと思います。自分自身は親の、家族の事情の部分をしっかりと伝えたので、そこは面接官の方からも納得をいただきました。そこをしっかりと伝えることができれば、面接官の方にも自分に興味を持ってもらえるので、転職の事情、動機をしっかり伝えることができればチャンスはあるのかなと思います。以上です。
安達:Sさん、ありがとうございました。本当に仰っている通りで、何をどう伝えるか、適切な伝え方、内容というところの事前準備をしっかりとして、Sさんのように夢に出るくらいまで練習されたら、私も道は開けるんじゃないかな?と思います。本当に本日はインタビューにお答えいただいてありがとうございます。
Sさん:ありがとうございます。
安達:それとこれから現職の退職のお話だとか、いろいろ準備も大変だと思います。まだコロナもこんな調子ですから、来春移られてからもいろいろと大変かもしれませんが、どうかお身体に気をつけて、そして今まで以上に活躍されるように心から祈っております。
Sさん:ありがとうございます。
安達:ではインタビューをこれで終了させていただきます。最後までありがとうございました。
Sさん:ありがとうございました。
面接対策は独学で対策出来ると思いますか?
筆記試験は、100%正しい答えがあるので、独学でも対策することは可能です。
しかしながら、面接試験には正しい答えが存在しません。
特に既卒、社会人、公務員から公務員への転職の場合、年齢、経験などが全く異なります。
面接官は、なぜ、あの質問をしたのか?
どのような回答を望んでいたのか?
どのような人材を求めているのか?
その答えは、どこにも記されていませんが、面接官が求めている回答をしない限り、公務員の面接試験に合格することはできないのです。
民間の面接と違って、公務員試験は、1年間勉強して、筆記試験に合格したとしても、実は、たったの20分程度の面接で不合格になってしまう世界です。
しかしながら、未だに、元気にハキハキ、しっかりと自分のことをアピールし、面接官に良い印象を与えることができれば、面接に合格できると信じている方がいます。
ハッキリ言って、公務員の面接試験は、それほど甘くありません。
インターネット上に溢れ返っている、曖昧な面接対策や、公務員面接試験に合格した方のアドバイスを信じて、対策をされている方もいますが、新卒ならまだしも、年齢、経験、希望する自治体、自治体が求めている人物など、すべてが違うにも関わらず、何を参考にしているのでしょうか。
あなたの一生を左右するかもしれない大事な面接対策を、正しいかどうかもわからない情報を信じて、対策しても良いのでしょうか。
ハッキリ言います。公務員の面接試験で確実に合格するためには、プロの面接官の指導による客観視が必要不可欠です。
公務員面接の達人は、元公務員面接官の目線で、あなたの年代、経験、受験先の自治体に合わせて、面接指導をすることで、確実に面接の合格率を上げることができます。
無料で学べる!公務員面接対策オンラインセミナーの内容はこちら
- 元公務員面接官が教える面接を突破するための対策
- ノウハウの取得に走る前に理解すべきこと
- 地雷対策をすればマイナスは無効化可能
- 公務員面接対策に必要な4つの柱とは
- 年代別自己PR対策について(新卒、既卒~27歳、28~34歳、35歳以上)
公務員面接の達人のLINEはこちらから登録いただけます
「無料で学べる!公務員面接の達人の面接対策」に興味をもっていいただき、ありがとうございます!
この講座では、元公務員面接官が解説する目から鱗の面接対策はもちろん、20代、30代、40代別の自己PR対策などについても解説させていただいています。
あなたの年齢、経験に沿った面接対策の参考になると思いますので、しっかりとご覧くださいませ
特に、社会人、既卒の方は、新卒よりも面接のハードルが上がっているため、必ず対策しなければならないことがあります。