本日の合格者インタビューは、ニックネーム”メガネ”さんからお話をお伺いしたいと思います。
早速ですが、メガネさんのご紹介をさせていただきます。メガネさんは、現在29歳ですね。大学新卒後、営業職として4年間勤務された後、公務員にチャレンジをされたということです。昨年度、初めてチャレンジされたんですが、残念ながら最終で不合格となりまして、そして、その後、今年度、頑張られまして、県庁国税国家一般、全て合格という立派な成績を残されました。メガネさん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
【合格者インタビュー】
都川泰子:その後、退職してから公務員の受験勉強を始められた感じですか?
メガネさん:そうですね。会社の仕事の方は完全に辞めた上で、勉強を始めたということになります。
都川泰子:わかりました。では、公務員試験に専念をされたということで、なかなか退路を断った形で、それはそれで怖くなかったですか?
メガネさん:怖さもあったんですけれども、やはり勉強の負担というものもあったので、そこは集中した方がより合格する可能性も高くなると考えて、そこは退路を断つ形でチャレンジをいたしました。
都川泰子:ありがとうございます。
昨年、最終面接で不合格になった課題について
都川泰子:それからもう1つ。受験先のリサーチが不十分だったということも、お話しいただく前にいただいておりました。この点についてお聞きしていきたいんですけれども、ご自身なりには、最終面接で大きく減点された理由って、どんな風に感じておられたんでしょうか?
メガネさん:一次試験の結果と二次試験の結果は両方とも開示ができるんですけれども、一次試験の結果は、割と順位が高かったにも関わらず、やはり最終の段階で大きく順位が下がってしまっていたので、二次試験の配点で大きさを占めている、面接のところで限定されてしまったんだなという風に感じたところです。
都川泰子:ご自身で当時、一次面接と二次面接、何か違いを感じたりってことはありましたか?
メガネさん:一次試験はやはりどちらかというと、ネガティブチェックの様な印象が強かったんですけれども、二次試験については志望動機であるとか、あるいは、その県のことをどこまで知っているのか、というところまでかなり深く掘り下げられたので、その点は深さを求められたという意味で、大きく違っていたなといういう風に感じています。
都川泰子:ある程度その辺りのところまでは感じていらっしゃって、次年度に向けてはメガネさんとして、そこをなんとかしないといけないっていう状態でいらしたと?
メガネさん:そうですね、はい。
都川泰子:そしてもう1つ。受験先のリサーチが不十分だったということなんですが、これは最終面接の結果を受けて感じられたということなんでしょうか?
メガネさん:そうですね。最終面接の中で、やりたいことを聞かれまして、それに対して「こういうことをやりたい」と答えたんですけれども、これに対して「どういう政策を知ってるのか」あるいは「他に何かやりたいことあるのか」という風に、突っ込んで質問された時に、自分でもうまく答えられなかったという風に強く感じましたので、その点はやはり受験先のリサーチの不十分さが出てしまったのだなという風に考えておりました。
都川泰子:はい、ありがとうございます。一次面接はネガティブチェックみたいなものなので、今までの仕事の経験でなんとか乗り越えられたんだけれども、最終はそういうわけにはいかなかったと、そういうことですね?
メガネさん:まさにその通りですね。はい。
カウンセリングでの大きな気付き
まず、初回はカウンセリングでした。この時、事前に、最終面接で大きく減点されたので、その原因について色々と話し合いたいということはいただいておりました。覚えている限りで結構なんですが、カウンセリングを受けてみていかがでしたか?
都川泰子:なんとなく、「こういうことなんだろうな」って思ったことが、カウンセリングで明確になった、そんな時間だったっていうところでしょうか?
メガネさん:そうですね。はい。
なぜ、公務員を目指したのか
公務員面接の達人の想定問答に取り組んでいただいたんですが、やってみていかがでしたか?
非常に質問の量も多いですし、突っ込んだ内容もかなり入っているので、その材料となる自分の体験を書き出すだけでも時間がかかりますし、それをさらに文章にまとめようとなると、非常に長い時間かかってしまったっていうのがまず第1の印象ですね。
都川泰子:思ったより時間かかったなっていう感じですか?
メガネさん:そうですね。本当に思ったより時間がかかって大変だった、というのがあります。
都川泰子:そうなんですよね。なので、筆記が合格してからじゃ間に合わないですよね?面接対策って。
メガネさん:そうですね。よく筆記が終わってからで良いという風に言われることもあるんですけれども、やはり、あの量をしっかりこなそうと思うと、事前事前の準備が必要だったなと、今になって思います。
都川泰子:はい、ありがとうございます。そうなんですよね。皆さん、この想定問答、特に1回目はもう埋めるのすら苦労されるんですけども、ただ、2度3度と添削を受けていくうちに、自分のやりたいことや、なんで公務員なのか?というのもクリアになっていくのではないかなと思うんですが、そういう感覚はいかがでしょうか?メガネさんも感じることができましたか?
メガネさん:そうですね。なぜ公務員を目指したのか、なぜそれの中でも県庁なのかっていったところが、全く自分の中でクリアになっていなかったものが掘り下げていく事によって「あ、自分がこういうきっかけで公務員を目指したんだな」ということがはっきりする、といったことが本当にありましたので、自分の思いを明確にするっていう意味でも非常に意義がある想定問答だったなっていう風に思っています。
都川泰子:自分の思いですね、そうですよね。最終面接は思いの強いものが勝つ部分がありますから、まさにその通りだと思います。
応募先のリサーチについて
都川泰子:そういったところまで踏み込むことで、何かこう、ご自身に感じた変化や得られたなっていうもの、実感何か感じることってありましたか?
メガネさん:そうですね。やっぱり私が思っているのとは違うところに、県は力を入れているんだなっていうことは分かったこともありますし、逆に、私がやりたいことに対してこういう施策もやっているんだってことが新たに発見出来たりもして、ホームページを見ているだけでは分からなかったことが非常にたくさん出てきたので、そこは今回非常に良かったところだなと思っています。
都川泰子:リサーチはホームページ以外のところも色々取り組まれたっていうことでしょうか?
メガネさん:そうですね、正確に言うと、採用者向けのホームページではなくて、県全体のホームページ、住民の方向けとか事業者の方向け、といった細かいところまで目を通したっていうところが正確な言い方だと思います。
都川泰子:ありがとうございます。ホームページというと採用ページを最初に感じると思いますが、実際に応募先のリサーチでしっかり見た所っていうのは、県自体のホームページということで、それもくまなくチェックされたということですね。
メガネさん:そうですね。
都川泰子:ありがとうございます。そういったところから色々知識がインプットされながら、ご自身がやっていきたい、取り組みたいことっていうのに、変化であるとか何か変わった事ってありましたか?
メガネさん:そうですね。やりたいことが変わったというよりかは、新たにやりたいことが出てきたというところが正確なところだと思います。
都川泰子:なるほど。新たに出てきた部分があるということですね。
メガネさん:そうですね。
都川泰子:ありがとうございます。
模擬面接について
そうですね。昨年度はいわゆる公務員試験の予備校に通って模擬面接を受けていたんですけれども、やはりそことは突っ込み方が違うと言いますか、より深く掘り下げるであったりとか、より違う方向から質問をしてくるだとか、やっていてもちょっとちょっと困ってしまう様なことがよくあったので、そこは非常にレベルが高いというか、より実践に即したものだったんではないかなっていう風に感じました。
都川泰子:なるほど。想定問答などを踏まえていても、いろんな角度からの質問を受けたなっていうのがこの模擬面接でしたでしょうか?
メガネさん:そうですね。想定問答を覚えているだけでは、やはり太刀打ちできないっていうところが明確になりました。
都川泰子:ありがとうございます。私の方もですね、想定問答の完成されたものを見ながら、いくつか基本的な質問をさせていただくんですけども、ある程度できてるようであれば、さらにですね変化球的な質問にも対応できるように、さらにその方の視野が広がるように、かなりいろんな質問を意図的にぶつけたりするんですね。そういった意味ではメガネさんにも意図っていうのが伝わったようです。今、お話をお聞きして大変良かったなと、ありがたいなと思いました。
メガネさん:良かったです。はい。
自己トレーニングについて
都川泰子:なるほど、ありがとうございます。そうしますと、この公務員面接の達人だけではなくて、昨年通われていた予備校での模擬面接、それからさらには、応募先を面接トレーニングのツールとしても活用された、そういうことですね?
メガネさん:そうですね。
都川泰子:非常に貪欲に取り組まれたお話をお聞きできました。確かにおっしゃる通りだなと思います。
ある程度、想定問答がないと受け答えするものがないので、実践的にやるところも価値が下がるんですが、想定問答が出来上がっている段階ですと、こういった実践をたくさん積むっていうのは、非常にも効果があるなと思います。はい。非常に良いお話をお聞き出来たと思います。
本番面接での質問について
都川泰子:ギリギリまで想定問答は手元に置いて、常にご覧になっていたと。
メガネさん:そうですね。
都川泰子:そしてプラスここまで積み上げてきたものに対しての自信を持てたっていうところが面接直前の状態でいらっしゃったということです。
メガネさん:その通りです。はい。
都川泰子:非常に良い状態で面接に入れたなと、私も客観的に見ても感じました。続いてですね、今回、県庁、国税それから一般と、全て合格されてるんですが、それぞれの何か違いみたいなものを、メガネさんが感じたものがあれば教えていただけないでしょうか?
メガネさん:はい。まず、国家一般職と国税専門官なんですけれども、人事院の面接があると思うんですけれども、そこではやはりネガティブチェックじゃないんですけれども、今まで取り組んできたことであるとか、人柄であるとか、そういった全般的なことを聞かれたなという印象があります。
それに比べて、県の試験というのは、なぜ県なのか?なぜその仕事をしたいのか?といったところを、より深く聞かれたんじゃないかなという風に、今、振り返ると思います。
都川泰子:そうすると人事院の面接は、より一般的な一般常識であるとか、お仕事する上での最低限のことが出来ているかどうかっていうことの確認、そういった意味合いの面接の色が強いと?
メガネさん:そうですね。
都川泰子:あまり志望動機であるとか、やりたいことに対する突っ込みっていうのはなかった、そんな感じでしょうか?
メガネさん:そうですね、全くないというわけじゃないんですけれどもあまり掘り下げられる印象ではなかったかなということがありましたね。
都川泰子:わかりました。一方、県に関しては掘り下げるっていうところが特徴的であったと?
メガネさん:そうですね。昨年の経験も踏まえて言うと、やはり「こういったことがしたい」だけでは済まなくて、「なぜそれをしたいのか」っていったところであるとか、「具体的にどういった政策に取り組みたいのか」といったところであるとか、そういったところまで聞かれるので、準備をしていないとちょっと答えに窮してしまうといったところがあると思います。
都川泰子:はい、ありがとうございます。非常にこの辺り、おそらく複数受験される方は多いかと思いますが、こういったところも、応募先によって少しずつ対策を変えていくべき部分になるかと思うので、参考になるかなと思います。
昨年の第1志望は県庁でいらっしゃったんですけれども、昨年と今年、面接内容が変わったとか、何かご自身で感じ方が変わったとか、そういったことありますか?去年と今年の受験にあたって。
メガネさん:そうですね。そこまで大きく変わったという印象はないですね。やはり一次面接でも二次面接でも去年と大きくずれることはないかなという風に思いました。面接官の方は変わっていたので、その聞き方の強さであるとか、そういったところに差はあったんですけれども、求められていることはそこまで変わらないのかなという印象です。
ありがとうございます。面接官によって少し強さが変わってくるっていうお話なんですが、面接官が誰であれ本質的に取り組むことはあまり変わらないであろうと。あと、もし面接官による対応ということが必要があるとすればどんなことでしょうか?
そうですね、昨年度がそうだったんですけれども、割と年配の男性の方だったんですけれども、やはり結構強く、質問の語気が強いと言いますか、そういったことがあったので、そこで怯まない様にする必要があったかなという風に思います。
都川泰子:ありがとうございます。ですので、そういった意味では、圧迫ではないんですけども少しこう力を感じると言いますか、強い面接官だとそれだけで同じ質問でも押されてしまうということがあるので、そういった意味でも、基本変わらないんだけれどもそういった人によっての違いっていうところは踏まえて、面接受けられるっていうのも心構えとして大事かもしれないですね。
メガネさん:はい。
都川泰子:はい。ありがとうございます。
都川泰子:さて、今回、3つ合格ということなんですが、すべて受験合格、面接成功のポイントをご自身であるとすれば、どんなところでしょうか?
メガネさん:そうですね、公務員を目指したいのか、なぜその職種なのか、といったことを明確にしてそれを話す練習をしておく、まさにこれに尽きるんじゃないかなという風に思いました。
都川泰子:やはり想定問答もこれが全ての基本になると。
メガネさん:そうですね。
都川泰子:ここが、ご自身としては成功のポイントであると。
メガネさん:そうですね。いかに自分の思いをしっかり文章にして出しておくか、それを整理しておくか、これによって、多少きつい聞かれ方をしても、やはり対応できると思いますので、そこだと思います。
都川泰子:はい。ありがとうございます。
これから受験する方へのメッセージ
最後に、これから受験をしようと思われる方、沢山いらっしゃるんですけれども、メッセージをお願いしたいと思います。
そうですね。昨年、全て失敗してしまって今年合格して思うことなんですけれども、良くも悪くも公務員試験はあまりミラクルが起こらない試験だなという風に感じています。
なので、もちろん筆記の勉強もそうなんですけれども、面接の対策であっても自分の思いであるとか、自分のやりたいことであるとか、しっかり明確にして臨めば、やはり最終合格を勝ち取れる試験だなっていう風に強く感じましたので、そこの点は、筆記試験の勉強もそうですし、面接対策に関しては公務員面接の達人さんをしっかり信頼して最後までやっていただければ、どこかしらに必ず合格できるではないかという風に思いますので、ぜひ最後まで頑張っていただければなっていう風に思っております。
都川泰子:はい、ありがとうございます。ミラクルは無い。きちんとした積み上げで、そしてそれが評価される世界だということですね。
メガネさん:そうですね、はい。
都川泰子:大変励みになる言葉だと思いました。ありがとうございました。
メガネさん:ありがとうございます。
面接対策は独学で対策出来ると思いますか?
筆記試験は、100%正しい答えがあるので、独学でも対策することは可能です。
しかしながら、面接試験には正しい答えが存在しません。
特に既卒、社会人、公務員から公務員への転職の場合、年齢、経験などが全く異なります。
面接官は、なぜ、あの質問をしたのか?
どのような回答を望んでいたのか?
どのような人材を求めているのか?
その答えは、どこにも記されていませんが、面接官が求めている回答をしない限り、公務員の面接試験に合格することはできないのです。
民間の面接と違って、公務員試験は、1年間勉強して、筆記試験に合格したとしても、実は、たったの20分程度の面接で不合格になってしまう世界です。
しかしながら、未だに、元気にハキハキ、しっかりと自分のことをアピールし、面接官に良い印象を与えることができれば、面接に合格できると信じている方がいます。
ハッキリ言って、公務員の面接試験は、それほど甘くありません。
インターネット上に溢れ返っている、曖昧な面接対策や、公務員面接試験に合格した方のアドバイスを信じて、対策をされている方もいますが、新卒ならまだしも、年齢、経験、希望する自治体、自治体が求めている人物など、すべてが違うにも関わらず、何を参考にしているのでしょうか。
あなたの一生を左右するかもしれない大事な面接対策を、正しいかどうかもわからない情報を信じて、対策しても良いのでしょうか。
ハッキリ言います。公務員の面接試験で確実に合格するためには、プロの面接官の指導による客観視が必要不可欠です。
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