【公務員合格者インタビュー動画Vo.44】50歳で県庁一発合格!営業スキルを活かした面接成功のポイントとは?

都川泰子
本日の合格者インタビューは、50歳で県庁に合格されたツーシームさんからお話をお伺いいたします。ツーシームさん、よろしくお願いいたします。

ツーシームさん

はい、よろしくお願いいたします。

都川泰子
ツーシームさんのインタビュー動画は、こちらから、ご覧いただけます。
テキストでもご覧いただけます。

 

【合格者インタビュー】

都川泰子
ツーシームさんは、50歳で、大学ご卒業後、主に外資系企業の営業職として約20年という長いキャリアを持っていらっしゃいます。ただし、先輩社員として、ご指導された経験は、おありなんですけれども、管理職経験はお持ちではいらっしゃらないという中、今年、一念発起して公務員試験に初チャレンジ、合格となられました。
この辺りでお伺いしたいなと思うんですけども、まず公務員初チャレンジで県庁合格ということなんですが、ツーシームさんはどうして公務員を受けようと思われたんでしょうか?

ツーシームさん

もともと大学新卒の段階で、公務員は志望動機の中にあったのですが、ちょっとご縁がそちらの方ではなくって、現在の企業の方にご縁をいただいて、社会人生活を全うしてきたといった流れになりますね。

都川泰子:そうなんですね。では厳密に言えば、初チャレンジではなく、新卒以来なのでほぼ30年ぶりぐらいですかね?

ツーシームさん:そうなりますね。はい。

都川泰子:30年ぶりのご受験をされたということで、一念発起ということだったかと思うんですが、チャレンジにあたっての不安なんかはなかったですか?

ツーシームさん:基本的には特に不安は持ち合わせず、ポジティブに勉強と面接等、挑んでいきたいなと思っていたんですが、強いていうならば、年齢ですね。年齢だけネックになるのではっていう。通常の民間企業でもう50歳ってなりますと、なかなか再就職も難しい年齢ですので、そこはネックに感じておりました。

都川泰子:はい。ありがとうございます。ちょうどご友人で近しい年齢の方で、面接の達人を受講されて合格されたという経緯もあって、今回、公務員面接の達人のご受講は、その方のご紹介でご受講されたという流れでしたね。

50歳で公務員にチャレンジする上での課題とは

都川泰子
課題とされているところなんですが、不安はなく、もうがむしゃらに合格に向けてとはいえ、現実的な課題として先ほどもおっしゃっておられたように、50歳で公務員初チャレンジになるということ、やはり通常の転職でも厳しい年齢になってくるっていうことで、ここがどのような判断になるのか、そして、そもそも合格に向けての面接対策って何をすればいいのかっていうところが、今回、課題にされていたところということになるかと思います。
では具体的にどんな風に取り組まれてきたのかっていうところですね詳しくお伺いして行きたいと思います。
まず初回のカウンセリングですね。ツーシームさんの場合はご受講決められてからというよりもご受講するかどうか迷っておられる段階で、カウンセリングを受けられたんですけれども、初回のカウンセリングを受けての感想はいかがでしたか?

ツーシーム

そうですね、基本的には受験、それから入庁を目指しての対策、こちらの意向は固まっておりましたので、カウンセリングを聞いてどのようなものなのかっていうのを自分で体験させたいなっていうのがあって、人に有意義なカウンセリングであったと思ってます。

都川泰子:ありがとうございます。具体的にどの辺りが有意義だったなと感じられたんでしょうか?

ツーシームさん:そもそもの公務員の面接というものはどういうものなのか、長らく民間企業を務めておりましたので、その辺は絵を描くことができないんですよね。

自分の想像では具体性に欠けるものがほとんどでしたので、カウンセリングの時に都川先生からいただいた言葉とか、その辺は非常に自分にとっては先ほど申しましたように、有意義で分かり易く、受験に向かって前へしっかりと向くことができたなという風に思ってます。

都川泰子:なるほど。やはり民間から公務員初めてということで、何を面接でポイントとするのかであるとか、そういったところがなかなか想像もつかなかったところが具体化できる様な、そんな内容だったというところですね。

ツーシームさん:そうです。はい。

長年染みついた居酒屋トークの修正

都川泰子

ご受講を決められて想定問答に取り掛かっていただいたということになりますが、想定問答は実際に取り組んでみていかがでしたでしょうか?

ツーシームさん
ひとことで言うならば「しんどかったな」というのが第一印象でありまして、最初のうちはですね、「こういうものなのだ」という風にマインドセットして取り組んだんですけれども、合格した後に振り返ってみて、結構、仕事量の多い作業だったなっていう風に思い出があります。

都川泰子:どの辺りが作業量が多い、もしくは考えさせる、悩まされた部分になるでしょうか?

ツーシームさん:私自身がもう民間が長かったっていうのもありますので、喋り言葉がもう営業口調。これが正しいのか駄目なのか分からないんですが。それから、どうしても書いていく文章がよく都川先生との間で「これ居酒屋でやると楽しいやり取りだよね」というような、いわゆる全くビジネスからかけ離れた内容になってしまってたり、その辺は非常に難儀しましたので、この辺り、先生にご修正いただくっていうところ、その辺からの作業になってきたので、なかなかですね、ちょっと進むのにも時間がかかってしまったのかなっていう印象がありますね。

都川泰子:はい、そうですね。私がツーシームさんのトークを「居酒屋トーク」と名付けた記憶がございますけれども、非常に人を和ませたい、楽しませたいというエンターテイメント性ですとか、それからホスピタリティが高い方でいらっしゃいまして、私も読んでいて楽しくなる、そういう意味では知りたくなるという意味での魅力っていうのは非常に高かったんですね。

しかし、一方で、より硬いフォーマルな物が求められる場合においては、そこがホスピタリティやエンターテインメント性といいますか、そういったところが強く出過ぎると、面接の場でカジュアルに受け取られてしまって、その辺りをうまく良さを引き出しつつうまくフォーマルにまとめていくっていうところを、かなり私も意識して添削をさせていただいた記憶がございます。

都川泰子:また、ご年齢的に50歳ともなりますと、経験も豊富になりますので、随分、過去を掘り下げていくっていうのは、振り返っていくっていうのも時間がかかったんじゃないでしょうか?

ツーシームさん:そうですね。いたずらに年月だけ積み重ねてたっていうのもあるんですけれども、振り返ってみますと意外と自分の経験値と申しますか、経験してきたことって多いな、どっから絞っていけばいいのだろうっていうところで、迷いが非常に多かったと思います。

都川泰子:振り返ってみるといろんな経験をしているなっていうことで、それを今度はアピール用に面接の限られた中で、どこをポイントにしていくかっていう絞り込みが大変だったそんなところでしょうか?

ツーシームさん:はい、そうなりますね。

応募先のリサーチについて

都川泰子
想定問答の中では志望動機を作っていく、そしてそのためには応募先のリサーチというところも必要になってくるんですが、応募先のリサーチはどのようなことに取り組まれましたか?

ツーシームさん
今回受験した県庁のホームページから、どのような施策をやっているのか、そちらからチェックすることを始めないと色々今後の面接等の対応もできてこない、そういった言葉もできてこない、そういうことも考えました。ただし、パソコン、スマホなどからその辺の情報を収集するのではなく、もうしっかりとプリントアウトしまして常に傍らに置いて時間があれば目を通す、そういった癖をつける様にはしておりました。

都川泰子:なるほど。単に画面上で読み込むというのではなく、もう常に傍らに置いてプリントアウトした状態で少し時間があればとにかく読み込んでいく、そういったことをされていたということなんですね。

そのように何度も読み込んでいくことで、何かご自身で考え方の変化、もしくは新しい発想が起こった、どのような変化が起こりましたか?

ツーシームさん:これは受験自体に関わりがあるとは思わないんですけれども、まず該当する県で一体何をやっているのかっていうのが、正直分かってなかったんだなということが認識されたと。

あと面接に挑んでいくにあたって、面接官の方々と私の間で共通の内容のやり取りがこれでスムーズに進んでいくのではないか、ということが自分の中で確実性が増していったなっていう風には思いました。

都川泰子:ありがとうございます。先ほど、面接官と共通で話ができる部分を持てるようになる、まさに営業職の方らしいコメントだなと思うんですが、おっしゃる通りですよね。

ご自身が専門とされている・いないに関わらず、相手のことをよく知るっていう意味でしっかり相手を調べておく、今回であれば県のことを調べておく、そしてコミュニケーションを取る面接の場で、それを前提にコミュニケーションを取っていくっていうことができるんじゃないかと。

ツーシームさん:はい。

都川泰子:ここは信頼関係を構築していく上での基礎として非常に大事ですよね。ご自身のことだけではなく、という意味で。

ツーシームさん:はい。

都川泰子:そして、県がやっていることを分かっていなかったっていうところですね。

いかがでしょうか?もし、ここがなかったとしたら面接に臨むにあたって、何が変わってきますでしょうか?

ツーシームさん:文系的表現によると、面接の内容の膨らみが非常に小さかったんではないかと。あと、もう一つ言うならば、自分自身がその施策を通しての自分自身の魅力を相手にお伝えすることができなかったんではないかな、といったことが想定されますね。

都川泰子:相手に合わせた形で自分の魅力を伝えていくっていうことができないっていうところに繋がってくる、そして、やっぱりそもそも面接の中で話を膨らませていくっていうところが、やはりそこのスケールが小さくなってしまうということが起こるであろうと。

そういった意味ではいろんな状況に応じていくためには、やはり県庁についてどれだけ深く広く調べていくかっていうことが大切になってくるであろう、ということでいらっしゃったということですね。

ツーシームさん:はい。

模擬面接について

都川泰子
このような形で、想定問答、応募先リサーチを進めていただいた上で、模擬面接へと進んでいく訳なんですが、模擬面接いかがでしょうか?実際に受けてみて感じたことを教えてください。

ツーシームさん

はい。想定問答を色々作っていくにあたって、先ほどもお話しましたように、ついつい居酒屋トークのような感じになってしまうっていうところは、私の大きな欠点という風にちょっと捉え過ぎてしまってまして、実際のところ、模擬面接をしていたいただいた際には、発する言葉が全てにおいて硬すぎる。
それから想定問答の内容を全て喋ろうとしてしまう。そういったところで逆にですね、模擬面接をしていただくことによってま本番よりも先んじて自分の欠点を認識することができたというところが、私にとっては非常にメリットのある模擬面接だったなという風に思います。

都川泰子:ありがとうございます。ひとつには、想定問答で指摘されたことを意識しすぎてしまって、今度はその面接の場という、より実践に近い場に持ってきた時にはちょっと硬い方に寄り過ぎてしまった。そこの調整の機会になった、そんなところですね?

ツーシームさん:そうですね。はい。

都川泰子:ありがとうございます。そうですね。私もこの模擬面接の際のアドバイスで、営業先でお客様とコミュニケーションを取る、その対話っていうイメージを大事にしてほしいっていうこともアドバイスさせていただいたんですよね。

最終的に面接っていうのはコミュニケーションになるので、ついつい面接官から質問を一方的に受けて答えることしか考えないっていうことになってしまうんですが、そうではないっていうところで、ちょっとお話をさせていただいた記憶がございます。

この模擬面接の場で気になった点があります。ツーシームさんは、外資系企業のご出身でいらっしゃるので、カタカナ言葉がちょっと多くなりがちであるというところです。

想定問答の時からかなりアドバイスをさせていただいたことで、公務員にとって分かりやすい、相手にとってわかりやすい言葉を選択して使えるようになっておられたっていうところも、ひとつポイントだったかなと思っております。

特に50歳ともなると、その業界にしっかり馴染んでしまいますので、その辺り癖で出ちゃうんですよね。

ツーシームさん:はい。

自己トレーニングについて

都川泰子
模擬面接を経て、だいたい本番まで約2週間ほどあるわけなんですけれども、模擬面接前後、本番に向けてご自身ではどのようなトレーニングを積まれましたか?ちょっとご紹介いただければと思います。

ツーシームさん
トレーニングとしては、まず先程の県庁の施策をプリントアウトしたものを傍らに置いておくのと同じように、想定問答も傍らにプリントアウトしたものを置いて、常に読んで頭の中に入れていたと。
これ、丸暗記する訳ではなく、丸暗記してしまいますと実際のところ、語り口調でしゃべることができなくなるっていうのもありますので、丸暗記するのではなく外郭を覚えていくっていうイメージで取り組んでいきました。

ツーシームさん:もうひとつ言うならば、想定問答の中に自分の答えを書くっていうところがあるんですけれども、その答えに対して必ず、「面接官はここは食い下がってくるんではないのか?」っていうところも想定しながら、記載はしてないんですけれども、投げかけられたことに対してどのように答えようか、そのことも考えながらやりましたので、想定問答集を一周するのにかなり時間をかけて読み込んだっていうのは記憶にあります。

都川泰子:はい、ありがとうございます。まずひとつは、常に傍らに置いておられて、そして覚えるのではなく外郭をつかんで何度も見て読みこなす、ですね。覚えるというよりも外郭を掴んでいくっていうことを大切に、常に傍らに置かれていたということ。

そして、面接官からの食い下がり質問、いわゆる突っ込み質問っていうところを意識しながら、ご自身の想定問答の回答をご覧になっていた、と。

ツーシームさん:はい。

都川泰子:そして、おそらく、その食い下がり質問に対しての答えも考えながら、この想定問答を常に傍らに置いて読み込むってことを繰り返されたということですね。

ツーシームさん:はい、そうです。

都川泰子:はい、ありがとうございます。この想定問答をプリントアウトして傍らに置いておくというのは、他の合格者の方からもお声をいただいておりまして、非常に大切なポイントになるのかなと思っております。中には、もうお守りのように、当日まで直前までご覧になってたっていう方もいらっしゃいます。

そして自己トレーニングは、とにかく県庁の施策のプリントアウトしたもの、想定問答をプリントアウトしたものを、常に手元に置いて、いつでも読みこなせるようにっていうことを当日までされていたということです。

本番面接直前の心境

都川泰子
そしていよいよ本番ということで、このような形で面接対策を積み重ねられてきた訳なんですけれども、ツーシームさんの面接直前の心境をお聞かせください。

ツーシームさん
はい。正直な話、もう緊張して緊張して仕方がなかったです。
ただですね、緊張っていうのも、ご承知の方もいらっしゃるかとは思うんですけれども、そんな何時間も続くものではありませんので、何とか自分をコントロールできればっていうのが寸前まで頭の中にあって。どちらかと言えばですね、県庁に着く前よりも家の中で支度をしてる最中の方が緊張の度合いは高かったと思います。
それを紛らわせるとなるのは、やはり先ほどの想定問答集を、もう一度眺めると。もうこれだけ練習してしまえばもう何もやることはないだろうっていう状況を作って、電車に乗って県庁に向かったのを記憶しております。

都川泰子:なるほど。やはり最も緊張する直前の安心材料が、想定問答であり、そして、これまで積み上げていたトレーニングや対策であったということですね。

ツーシームさん:はい。

都川泰子:では、県庁に到着されて、本当に面接室に入られる、その時はいかがでしょうか?もう落ち着いておられたんですか?

ツーシームさん:そうですね。比較的落ち着いてたと思います。逆に、無駄なお喋りが起こったらどうしようとか、妙にハイになって余計なことまでしゃべったらどうしよう、そちらの心配の方が強かったかもしれません。

都川泰子:伝えるべきことは伝えられるなっていう自信までは来ていて、今度は、テンションが上がりすぎて喋り過ぎないようにっていう、そういったところを意識しながら面接に臨まれた状態になっていたということですね。

実際の面接の様子

都川泰子
そして、実際の面接の様子についてお伺いしたいと思います。ツーシームさんは、一次面接、そして二次が最終という二段階ということでしたよね?

ツーシームさん
そうですね。はい。

都川泰子
一次面接とそして最終面接、質問の内容であるとか雰囲気の違いがあれば、教えてください。

ツーシームさん
そうですね、個人差はあるとは思うんですけども、私自身はそこまで差はなかったかなっていうイメージで臨んでおります。逆に、一次面接だからこう、二次面接だからこうっていう風に決めつけてしまいますと、やっぱり自分の良いところが出ないんじゃないかなという風に考えておりましたので、そこは意識しないようにしておりましたし、意識した覚えもないですね。今、思い返しても。

都川泰子:なるほど、ありがとうございます。あえて意識せず、ひとつの面接として、それぞれに対して臨まれたということですね。

では、具体的に面接ですね。どのようなご質問ありましたか?

ツーシームさん:これまでの職歴に関する質問が一次で半分ウェイトを占めておりまして、あと一次の残り半分は、今後どのようなことを想定しているかっていうところと、あとはやっぱり同じように職歴を聞かれるケースもありました。

話が前後して恐縮なんですけれども、一次面接の時にはコンピテンシー面接と、それからその後、過去の経歴っていう二部構成で行われましたので、一次面接の一部二部の間でも重複する内容が正直ございました。

都川泰子:何か突っ込み質問の中で厳しいなっていう場面はありましたか?

ツーシームさん:これがですね、すみません、参考にならないと思うんですけれども、これまで営業をやってきたせいか、あんまり突っ込まれたか「突っ込まれたな」っていう印象がないんですね。ただもう一つ考えられるのが、ちょっとしつこいですけれども、やはり想定問答集を読み込んできて、さらに「ここは突っ込んでくるだろうな」「揚げ足を取ってくるのではないだろうか」っていう想定のもとに、自分の中で質疑応答を繰り返したっていうのも、ひとつ良かった要因ではないかなと思ってますね。

都川泰子:はい、ありがとうございます。持ち前の営業としてのご経験が、面接に活かされていたということ。そしてやはり想定問答で何度も、突っ込み質問、食い下がり質問、揚げ足取り含めてしっかり対策をとれていたので、あまり想定外のものはなく、スムーズに進められたっていう、そういうことですね?

ツーシームさん:はい。そうです。

面接成功のポイントとは?

都川泰子
そして、もうここの時点でなんとなくいろんな成功の要素も出てきたかなと思うんですが、振り返ってみて面接成功のポイントがどのようなところにあったのか?受験合格のポイントはどこにあったのか?ご自身なりに1つ2つ挙げるとしたら、というところでご紹介いただければと思います。

ツーシームさん
はい。基本的に面接は、先程来、繰り返しておりますけれども、想定問答集のいわゆる揚げ足取り、それから掘り下げの質問、そこをですね、しっかりとやってきたせいか、特にキツい印象はなかったんですけれども、ひとつそれもあってか、面接官との会話がすごく弾んだなっていうイメージが強かったんですね。

ツーシームさん:で、今思えば、面接官の顔が訝しげな感じになったりとか、怪訝な顔になったりとか、そういうこともなくいわゆるリズムの良い面接だったっていうところ。

で、途中からですね、ちょっと私が言うのもおかしいんですけれども、私自身のしゃべりと聞きのリズム、それから相対する面接官複数名のリズム、これが非常に良くなってきたタイミングが、例えば一時間弱の面接だったんですけれども、途中からすごくリズムが良くなってきたので、これはこのままボロが出なければいけるんじゃないかなっていう実感が湧いてきたんですね。

その時から、頭の中ではもう合格の方にウェイトが傾いてるんじゃないかという感じに、もう面接の最中から感じてました。

都川泰子:もう面接の最中、半ばぐらいから手ごたえを感じて、且つ、ツーシームさんのペースでうまく進んでいく感じがあったということですね?

ツーシームさん:そうですね。後半三分の二を過ぎたぐらいからは、あれだけ都川先生と模擬面接の時にお話させていただいておりました、いわゆる「私の色が出すぎないように気を付けてくださいね」のアドバイスを見事に破ってしまい、面接官と私の間で笑い声が起こるような面接になったと。

そういう状況に持っていけたので、終わった直後は良かったなと感じましたが、帰りの電車の中ではやり過ぎたかなという風にも思ってしまいました。

都川泰子:そうですね、想定問答に対してしっかり取り組んで、そして、それをしっかりものにした状態で面接に臨まれたことで、本来の良いところですね、一番の魅力がうまく出せた、振り返ってみるとそんな面接になったと、というところですね。

ぜひ、私がこちらをご覧になってる方にお伝えしたいところが、50歳ともなると、リーダシップの経験・管理職の経験が必要なんじゃないかっていう質問をよく受けるんですけれども、ツーシームさんの場合、営業職としてのご経験ですね、ここのこの専門性、そしてそれを活かした面接っていうところが、合格のひとつのポイントにもなったのかなと思っておりますので、ぜひご自身の、これが自分の強みだ、専門性だっていうもの、これもまた自分で受験の時には自覚なくとも面接対策を通して、それが洗い出せていくっていう部分もあるかなと思いますので、ぜひそういった意味で、ご自身の魅力は何なのかっていうのを掴んで、面接に臨んでいただきたいなと思いました。

これから受験する方へのメッセージ

都川泰子
では最後にですね、ツーシームさんからこれから受験をしようと思う方にメッセージをお願いします。

ツーシームさん

はい。筆記試験とか諸々あるかと思いますが、その辺はご自身で何とかコントロールすることができるかと思います。

面接に関しましてはなかなかそういった機会が、過去やこの先もないかと思うんですね。

で、やはり民間と公務員というのはやっぱり若干違うなっていう風な感じもございました。

迷った時は、迷わず公務員面接の達人の先生方に質問していただいて自分の疑念を払拭し、そしてしっかりと練習あるのみだと思います。頼るべき時には、せっかくなんで先生方に頼って、いろいろアドバイスいただいたら良いんじゃないかなと思います。

練習をしたその先に合格は必ず待っております。練習は合格に繋がるひとつの道となりますし、練習は裏切らないと思ってます。

自分がそれを体験しました。という訳でございまして、いろいろあると思うんですけれども、あきらめることなく頑張っていただけたらと思います。

都川泰子:はい、ありがとうございます。努力は裏切らないということですね。

ツーシームさん:そうですね。

都川泰子:励みになる言葉だと思います。ありがとうございます。

都川泰子:本日はありがとうございました。

ツーシームさん:はい、ありがとうございました。

面接対策は独学で対策出来ると思いますか?

筆記試験は、100%正しい答えがあるので、独学でも対策することは可能です。

しかしながら、面接試験には正しい答えが存在しません。

特に既卒、社会人、公務員から公務員への転職の場合、年齢、経験などが全く異なります。

面接官は、なぜ、あの質問をしたのか?

どのような回答を望んでいたのか?

どのような人材を求めているのか?

その答えは、どこにも記されていませんが、面接官が求めている回答をしない限り、公務員の面接試験に合格することはできないのです。

民間の面接と違って、公務員試験は、1年間勉強して、筆記試験に合格したとしても、実は、たったの20分程度の面接で不合格になってしまう世界です。

しかしながら、未だに、元気にハキハキ、しっかりと自分のことをアピールし、面接官に良い印象を与えることができれば、面接に合格できると信じている方がいます。

ハッキリ言って、公務員の面接試験は、それほど甘くありません。

インターネット上に溢れ返っている、曖昧な面接対策や、公務員面接試験に合格した方のアドバイスを信じて、対策をされている方もいますが、新卒ならまだしも、年齢、経験、希望する自治体、自治体が求めている人物など、すべてが違うにも関わらず、何を参考にしているのでしょうか。

あなたの一生を左右するかもしれない大事な面接対策を、正しいかどうかもわからない情報を信じて、対策しても良いのでしょうか。

ハッキリ言います。公務員の面接試験で確実に合格するためには、プロの面接官の指導による客観視が必要不可欠です。

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安達瑠依子
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安達瑠依子
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