安達瑠依子
公務員を受験されている方の「無職」には二通りありますね。
無職期間のリスクについて、しっかり認識しておきましょう。

 

①卒業後、どこにも就職せずに公務員を目指して予備校もしくは独学で勉強に専念するための無職
(卒業時にすぐに公務員を目指さなかった方も含む)

公務員受験のために退職して、予備校もしくは独学で勉強に専念するための無職
(退職後に公務員を目指した方も含む)

受講生
前者です。
就職せずに公務員を目指しています!

受講生
後者です。
公務員になるために会社を退職しました!

 

結論から申し上げますと、どちらもリスクは無職期間と比例して大きくなります。

公務員を目指して勉強に専念する、、という事情は理解されますが、最初から3年後に合格する計画を立てる事は無いはずですから、1年を超えると「懸念事項」が生まれるわけです。

面接官が無職期間が長い人に対して考えるデメリット4つ

さて、面接官は無職の方をどんな風に見ていると思いますか?

(1)そもそも「働く意欲」が低いのでは?
自宅で勉強といってもダラダラしている時間が増えたり、学生の生活にどっぷり浸かってしまったのでは?

(2)計画的に勉強やその他の活動をコントロールする自己管理や行動力が弱くないか?
勉強に専念したわりには筆記の出来は?

(3)社会との接点が無く勉強ばかりしている「頭でっかち」になっていないか?

(4)親に支援をしてもらっていることに慣れてしまって、自立していないのでは?
(これは既卒の方は注意)

中には経済的に自立もしていないのに、(税金も払っておらず)、社会のために人のために・・って偉そうな人がいらっしゃいます。。。

 

民間の転職でも現職有利です。

なぜなら長期で現場から離れてしまうと即戦力にならない場合が多いからです。

受講生
こんな風に見られているんですね。
新卒ではないので、社会人として即戦力になることをしっかりとアピールしないとダメですね。。。

 

現職の持つピリッとした部分やオーラが出なくなるからです。

2年も3年も前の経験を話されても、活躍するイメージは沸きませんよね。

特に30代後半、40代~ になるとなおさら覇気が感じられなくなります。(本人が引け目に感じたりし始めることも原因)

昔の活躍を話されても、関心を持ってもらえません。

 

既卒の方は4月に卒業して、その年に受験をするなら気にすることはありませんが、翌年の受験となると、面接時には1年を超えていますから、

「何もしていない人」と「アルバイトやボランティアなど勉強以外の事をしていた」方は差が出る事になります。

机の前に座って筆記の勉強をしているだけでは、人として社会的な成長は望めないですね。

受講生
筆記ばかりに力を入れていても面接に合格できなければ意味がないですよね。。。
社会人としても成長してる姿をアピールできないとですね。

 

第一、 面接でアピールする部分が、すべて学生時代の事になります。

せめて学生時代に勉強以外で頑張った事がたくさんあるならまだしも、それも少ない場合は○○が強みです、と一生懸命に話をしても、

証拠となるエピソードが足りないということになります。(昨年の話ならまだしも、数年前に遡った学生時代の話では、それも寂しい。)

新卒で受験し面接まで経験した方は判るかと思いますが、面接官が知りたいことのほとんどが「勉強以外に何を頑張ったか?」です。

卒業後は、なおさら、勉強以外に「何をしていたか?」になります。

そして、もうひとつ大事な事は、数年前のあなた ではなく現在のあなた がどんな人であるかに一番関心があります。

数年前に輝いていても、今、輝きが見られなければ魅力が無いということです。

 

以上が、わたくしが二言目には、既卒の方、退職して無職期間が長くなった方に「毎日でなくても良いからアルバイトをしましょう!」

とプッシュする理由です。

 

では、筆記の対策も大変な状況で、どんなアルバイトや、もしくはボランティアをするか?についてお伝えしますね。

アルバイトは何を選ぶべきか?

安達瑠依子
アルバイトは、これが絶対にダメというものはありません。
もちろん、ギャンブル関係や風俗関係は、NGですね。

 

しかし、たった一人で誰とも接点が無く過ごす仕事、ひとりで完結してしまう仕事はメリットが少ないです。

例えば、倉庫でひとりきりで梱包をするとか。

チームで頑張った事や周囲との人間関係の作り方、周囲の評価などの質問にプラスにならないからです。

受講生
仕事の内容ではなく、面接でアピールするための人間関係を作れるかがポイントということですね。

 

従ってレストランでも、引っ越し屋さんでも、コールセンターでも、お寿司屋さんetcかまいません。

時間もフルに働けなくても、週に2日でも、数時間でもよいです。

ポイントは1、2か月で変えるのではなく、継続しましょう。

受講生
筆記に自信がなかったのですが、週に2回数時間程度は、時間を作って近所でアルバイトしてみようと思いました。

 

アルバイトであっても何回も替わっていると、理由を突っ込まれます。

そして、面接のためとはいえ、働いて報酬を得るのですから真剣に取り組む事。

真剣に取り組まないと、得られるものは小さくなります。

ルーチンだから、誰でも出来る仕事だからと、いう意識では成長は出来ないです。

真剣に取り組むから、壁や課題にぶつかり、解決や改善のチャンスが出来ます。

安達瑠依子
どんな仕事にも厳しさや面白みが感じられてこそ、幅広い行政でやっていけるようになります。

面白い仕事があるのではなく、仕事は自分で面白くするもの・・この意識がある人は

どんなところで、どんな仕事に配属されても成長します。

ルーチンワークであっても、単純な仕事であっても、何か改善できないか、何か工夫出来ないか

もっと効果的に出来ないか、早く出来ないか・・・自分で課題を見つけていく力は大きな強みになります。

これは長い人事としての経験からはっきり言えるのですが「成長できる環境」よりも、この姿勢の有無が

成長に大きく影響します。

1000枚の封筒に切手を貼る仕事だって、目を輝かせて、いかに早くきれいに貼るかを考える人が、世の中にはいます。

公務員面接の達人

ボランティアはした方が良いのか?

安達瑠依子
ボランティアは、可能ならトライしてほしいです。

しかし、面接ネタのためだけにやるボランティアは「いやらしい」です。

現職であれば、なかなか取り組む時間が無いわけですから、今こそ、経験をしてみよう、

少しでも人や社会に役立つことをしよう、という気持ちで取り組んでこそ、面接でいやらしくなく話せます。

自治体の面接官の時に、その自治体はエントリシートに「ボランティア」という欄があったため、がっかりする方に多く出会いました。

 

「防災パトロール・・・父親が風邪で休んだから1回代わりに」

安達瑠依子
面接官全員あぜんとしてました。。

 

学生で時間があるにもかかわらず、「被災にあった友人の話を電話で聞いてあげた」

安達瑠依子
うーん・・・電話だけでなく、行って助けてあげましょうよ。

なかには「どうしてそのボランティアに参加しようと思ったの?」という質問に対して「面接でアピールできると思って」と正直に答える方も。

受講生
な、なかなか、すごい人がいるもんですね(笑)

 

ボランティアはそれを前面にアピールするのではなく、自分の考えや人柄を補足するものだと思ってください。

ボランティアをしなくても不利にはなりません。

しかし、真剣に取り組めば、プラスになる、と思ってください。

なお、ボランティアに良し悪しはありません。

受講生
一度もボランティアしたことがないので、社会人経験のためにもやってみようと思います!

 

なぜ、それをやろうと思ったのか、を自分の考えで話せれば良いだけです。

すでにずっと取り組んで来た方は、もしかしたら、公務員を目指す「きっかけ」かもしれませんね。

そういう事例は多くあり、面接官も納得しやすい事は確かです。

無職期間を1年以上にしないこと・・・これは合格のための重要なポイントです。

安達瑠依子
アルバイトもボランティアも、ご自身の筆記試験の対策とにらめっこして、時間を捻出してくださいね。面接合格のポイントです。

 

筆記試験に自信がありません

受講生
受講生からのご相談内容をシェアしたいと思います。

ご相談の内容としましては、アルバイトまたはボランティア活動に従事した方がよいかどうかについてです。

1回目の実践報告の時点ではアルバイトをするつもりでした。しかし予備校に入学後想像以上に勉強することがあり、実のところ勉強で手一杯になってしまっています。アルバイトをする時間も勉強にあてなくては、面接どころか筆記も通らないのではという危惧があります。

しかし一方で、前職でのアピールポイントや志望動機につながるエピソードが無いとも感じており、このまま何も取り組まないのも如何なものかとも感じております。

現在の第一志望は***なのですが、教育や福祉にも関心があり、ボランティアとして、1件興味を持ったものがありました。それは外国人の大人子供の方への学習支援として日本語を教えるというもので、週に1日2時間です。1月から開始とのことでした。

しかし、ボランティア内容が特に公務員受験に活かせられるものなのか、掲示板にあった他の方のように福祉系のボランティア、アルバイトの方がよいのか、などと考えております。

アルバイトやボランティアをするかどうか、何かアドバイスをいただければとても嬉しいです。

 

安達瑠依子
筆記を突破する事は絶対に必要な事ですから、筆記の力をアップする事は大切ですね。

予備校に入られたとのことですから、確かに時間的に厳しいと思いますが、筆記で100点を取っても合格は出来ません

大学受験でも資格試験でもないので、せっかく筆記で良い点を取って面接にたどりつけた時に、頑張った事が受験勉強ではたとえ新卒でも合格できません。

もし、退職して1年を超える状況になるのであれば、ご自身が懸念しているとおり自己PRなどはブラッシュアップしていくためにもアルバイトやボランティアは必要かと思います。

自治体も受けるのなら応募先のリサーチの時間も作っていく必要がありますね。

バランスが大事かと思いますよ。

筆記試験の通過がかなり厳しいのであれば、そこに7割か8割の力を注ぐことは必要だと思います。

でも、2~3割は面接のための時間の使い方を考えたほうが良いですね。

アルバイトは、何も毎日とか1日5時間とか、でなくてもあるのではないでしょうか?

ボランティアもいろいろありますから、自分が出来る範囲でやる、という事で良いかと思います。

面接でのネタ(自分の強みの発揮、他者との関わり)、エネルギー量の証拠(机に向かっている毎日だと気力・体力で現職の方には勝てない)のために、アルバイトやボランティアをお勧めしていますが、いかにも面接のために経験しました・・という意図が見えるのは良くないです。

ボランティアは何が面接に有利か・・ではなく、少しでも働きたい、役に立ちたいという自分の心が動くものにチャレンジしてください。

アルバイトに限っては、「予備校費用の捻出のために稼ぐ」という割り切りだってOKです。

引っ越し手伝いの単発のアルバイトをしていた方もいますし、少年院の法務官を目指していた方は、サウナでアルバイトをしていました。

彼は一度も正社員として就職したことはないです。

サウナで蒸気を発生させるために、水を掛けたり、清掃したりが主な体力仕事です。

それでも、面接官には「厳しい仕事を継続していた」事を評価されましたよ。

何をするか、はアルバイトですから、ギャンブルや水商売などを避ければ良いです。

就業経験があるのですから、責任を持って自分の役割を全うする、という事をやりましょう。

安達瑠依子
机の前に座って勉強だけをしていた・・という印象を持たせない、事が大事です。

アルバイトをせずにボランティアをしても不利にはなりません。。

しかし、ボランティアが大きくプラスになるという事も無い、と割り切ってください。(もちろんプラスはあります)

もう大人ですから、自分で判断し(選択)、自分でリスクも負う覚悟で決断しましょう!

学習支援のボランティアに関心があるなら、やったほうが良いです。

アルバイトまで時間が取れないようであれば、何もしないよりもボランティアは良い事だと思いますが、面接のアピールのためではなく、やるからには、ちゃんと貢献しましょう。

学習支援のボランティアは語学力も活かせるはずですし、反対するところは何もありません。

ご自身の考えと行動をしっかりと説明できれば、勉強しかしていなかった・・というデメリットはかなり小さくなるのは確かですから。

 

公務員面接の達人
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