みなさん、こんにちは。今日はですね、県庁に合格されたランさんにお話をいろいろお聞きしていきたいと思います。ランさん、こんにちは。今日はご協力いただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
そして、おめでとうございます。来春から県庁でお仕事される予定ですね?
ランさんのインタビュー動画は、こちらから、ご覧いただけます。テキストでもご覧いただけます。
この記事の目次
【合格者インタビュー】
安達瑠衣子:文系ではなく理系出身で、新卒で就職したのはメーカーでした。
その後、公務員を目指して退職し、ちょっとブランクありますけれども、2020年より最初は県庁、次に今、現職で市役所の任期付き職員として就業しながら受験ということです。
実はですね、1番最初、去年の8月にカウンセリングでお会いした時には、県庁ではなく関東の自治体を第1志望にされていました。
そちらの受験はご縁がなくて、こちらに受講されたんですけれども、その後、志望先を変更して、今回見事に地元の県庁に合格されたという方です。ランさん何か付け足すことあります?
ランさん:そうですね、僕自身、関東に2度か3度ぐらい受験してて、それでご縁がなくてこのままどうしようっていった時に公務員面接の達人の安達先生にあって、いろいろ手ほどきを受けて僕自身も不安ながらも受験したんですけど、地元に受験したんですけど、合格いただいた事に本当に感謝しています。
安達瑠衣子:ありがとうございます。そっか、関東圏の自治体は、私は1回だと思ったんですけど、複数回受験されてたんですね?
ランさん:そうですね。このメーカー職を辞めてから、独学とかでも一応やっていて。
安達瑠衣子:なるほど、分かりました。確か予備校も行ってらっしゃったんですよね?
ランさん:はい、そうです。
社会人経験者枠での強みの出し方が課題
ではランさんの課題なんですけど、昨年ちょうどですね、8月にカウンセリングを受けたときにお聞きしたときの内容の課題です。さっき関東圏何回かいらっしゃったということですけれども、でもやっぱりお住まいではないので、志望動機を話す時に、別に地元である必要は全然ないんですけれども、でも、説得力がやっぱりちょっと欠けていたなっていうところ。
それから、一生懸命いろいろやってましたけど、まだやっぱりリサーチがちょっと足りないなって思うところはありました。この辺は一緒にやっていけば解決できる部分ではあったんですけれども、まず8月の時点ではそういったところが課題。
あともうひとつは、先ほど受験時29歳っていうお話をしましたので、もう新卒では全然なくて、もう数年経ってしまうと今度は社会人経験者枠じゃないと受けられないっていうご年齢だったので、やはり、採用するメリットをどうやって打ち出していくか。強みですね。ここをしっかり確立させて、自信を持って面接に臨めるようにするっていうところが、去年の時点での課題でした。
想定問答を深掘りしてどれだけ年齢や経験に沿ったものにするか
では、どういう対策を立てていたのか、ちょっとお聞きしていきたいと思います。まず、受講された方は全員、想定問答をやっていただくんですけれども、ランさんいかがでした?去年3月ぐらいでしたね?提出していただいたの。
想定問答、取り組んでみてどうでしたか?思ったより結構難しかったですよね?
安達瑠衣子:そうですね。想定問答を独学でやってる方も作らない方はほぼいらっしゃらないんですが、すごく浅いんですよね。
よく見せていただくことあるんですけれど、1回質問書いて回答して終わりっていう感じの方がほとんどです。
誰かに見てもらうこともないので、作ってはいるけれどその内容が年齢だとか経験に沿って適切かどうかっていうところは、チェックしてないじゃないですかね。
ランさん:そうですね。
安達瑠衣子:そこがね、皆さんちょっと独学でやってる時には難しいところだなと思います。そうですね、ランさんには年齢に合わせて質問をするので、ちょっと突っ込んだりさせていただいたかと思います。すみませんでした(笑)
ランさん:いえいえ、全然。おかげで自分自身も自信を持って言えるようになったので、そこは本当にありがたいと思ってます。
安達瑠衣子:深掘りするとね、きちんと色々お聞きするとやっぱり経験しっかりお持ちだし、現職ね、行政でお仕事されているから、出せるものって色々ありましたものね?
ランさん:はい。
メールで直接、現職の方に質問してリサーチ
ランさん:はい。僕がリサーチしたのは、まず初めに動画とか公務員面接の達人の動画とか観て、どういうリサーチしてるのかなって考えてた時に、自治体のホームページにメールでリサーチするっていう方がいて、これだったら現職の方に時間も取ることなく好きなタイミングでまた自分も言いたいことを言えるので、メールで質問しようかなと思って、まず1点目がメール。この区のホームページでメールする形にしました。
安達瑠衣子:それは、区の電話番号はどこも載ってるんですが、区のメールアドレスにってことですか?
ランさん:そうですね。お問い合わせのところに。
安達瑠衣子:そうかそうか、問い合わせのところのアドレスですね。じゃあそこに、なになにの例えば部署とかこういう施策に携わってる方へということで問い合わせのメールをされた?
ランさん:そうですね。また、1か所だけじゃなくて、自分が行きたいところ何か所か絞って、さらに自分の行きたい課とか部署を絞って、そこにメールするという形にしました。
安達瑠衣子:かなり具体的に、じゃあご質問されたんですね?
ランさん:そうですね、はい。
安達瑠衣子:それ質問するのにも、事前にしっかり調べておかないと質問がうまくできないですよね?
ランさん:そうですね。はい。
安達瑠衣子:うん、そっか。じゃあやっぱりそういう風に、遠方ですからね、ちょっと来て課に行くとかってできないですから、そうやってされたんですね。返事来ました?ちゃんと。
ランさん:はい。もう結構すぐ来て。しかももう非常に丁寧に教えてもらってて、本当にありがたいなって感じましたね。
安達瑠衣子:あ、そうですか。それは良かったですね。
ボランティアに参加して生の声を聞いた
ランさん:あとはやっぱり、1度は関東の方に行った方が良いって思ってまして、自分が趣味がランニングとかマラソン関係なので、そういったイベントのボランティアないかなって探してた時に、実際にボランティアがあったので参加させていただきました。
安達瑠衣子:。
ランさん:はい、そうです。
安達瑠衣子:そうですね、確かご連絡いただきましたね?こっちに来るっていうね、はい。
ランさん:結構、イベントが終わる時と面接カードの提出日が結構ギリギリだったっていうのもあって、その時はちょっとご迷惑負担をお掛けしました。
安達瑠衣子:やっぱり、せっかくリサーチしたらそのことを踏まえて書きたいですもんね。
ランさん:はい。
安達瑠衣子:関東圏は結局、第1志望からあとで変えたんですけれど、でもそうやってわざわざこっちまで来て、ボランティアをやってっていうのは、やっぱり自治体は違えども役立ちましたよね?
ランさん:はい、非常に役に立ちましたね。
安達瑠衣子:その時に、その自治体の職員の方とお話とかされました?
ランさん:イベントの時は自治体の方が見つけられなくて、結構、逆に地方から来てる方もいたので、そういう方達とおしゃべりとかはしてましたね。
安達瑠衣子:なるほど、そうですか。でも遠くから来てそうやってボランティアやって、そこの自治体は受験しませんでしたけれど、でもやっぱり具体的に話せることができるっていうのはすごく良いですよね。
ランさん:そこはもう本当に良かったなと思っております。
安達瑠衣子:あれですね、ランさんの行動力ありますよね。
ランさん:ありがとうございます。
安達瑠衣子:そういったところを自分ができることをやるっていうところが、ランさんはひとつすごく強みだなって思います。
ランさん:やっぱあれですね、リサーチってみんなやろうにもやりたがらない、なかなか出来ないっていうことがあると思うんで、だからこそやった時に他の周りよりもひとつ飛び抜けることができるんじゃないかなと考えております。
安達瑠衣子:はい、本当その通りだと思います。で、面接の中でそれを前面に出さなくても「実は先般こうこうこうで。」っていう具体的な体験を話せるのは強いですよね?
ランさん:非常に強いかと思っております。
安達瑠衣子:で、面接官からすると「あ、そこまでやってる」イコール「あ、この人本気だな」って思うんですよね。
ランさん:僕が面接官でもそう思うなと思って。そこも踏まえてしっかりリサーチはさせていただきました。
安達瑠衣子:はい、ありがとうございます。すごく参考になると思います。
模擬面接を行う時間がなかった
安達瑠衣子:うん素晴らしい。そういうのをね、コツコツするっていうところが本当に凄いなと思います。以前ね、ランさんは別に第1印象がね、なんか怖いとか硬いとかっていうのはないですけれど、コミュニケション力は高い方だと思うんですが、以前、すごい強面の方がいたんですよ。
本当に。ちょっと話しかけるのに躊躇するっていうぐらい。ガタイも大きかったんですけど、怒ったような顔してる方がいて、その方ね、もう本当に全ての自治体っていうぐらい、えーと何年やってたかな。
私が知ってる限り20か所以上、面接に行ってたんですけれど全部面接で落ちてたんですね。
逆に私は、よくそこまで筆記通ったなっていうことにびっくりしましたけど、しっかり勉強してやってるのに全て面接で落ちて、個人的に話すとですね、怖い顔してるんですけど良い人なんですよ。凄く。それなのになんでこんなにって思ったんですけど、さっき言った第1印象もそうなんですが、声も大きくて威圧的な喋り方をする方だったんですよね。
笑顔もない。すごく仲良くなると、もちろん笑ったりするんですけれど、しばらく「いやぁやりづらいなあ」っていうぐらい怖くて、笑顔もないから「なんか私悪いこと言ったかな?怒ってるかな?」って感じちゃうぐらい。でね、その方やっぱりその笑顔がひとつもないとかっていうのが課題だったので、半年間、鏡の前で練習しました。
ランさん:鏡で半年間も!
安達瑠衣子:口角を上げる練習とか、相澤先生の動画を使って、見事合格されましたけれど。だけど私思ったんですけどね、そういうのが大事だって言われてもやる人とやらない人がいるんですよね。
ランさん:そうだと思います。僕も。
安達瑠衣子:うん。だから私は、そういうことをちゃんとコツコツされたっていうところ、さっきのリサーチもそうですけれど、やっぱり合格する方って、ただこう「決意してます」とか「本気です」とかじゃなくて、ちゃんと行動まで伴ってるっていうのが共通点だなとつくづく思いますね。
ランさん:はい。
安達瑠衣子:はい。ランさん、そんな、そのランニングやっててすごくハァハァ言ってつらい時じゃないですか?
ランさん:そうですね。
安達瑠衣子:それなのにそうやって練習してたんですか?
ランさん:そうですね。僕としては例えば、ちょっとわかるかもしれないですけど、どもり癖とかもあったりあんまり口を、あの、そうですね。結構ブランクとかがあって、何も誰かと喋る機会が少ない時期も多かったものですから、顔の表情とかが全然作れなかったもので、それはもう絶対しなきゃやばいなと思ってて、するようにしてましたね。
安達瑠衣子:そうだったんですね。でもそうやって地道に自分の課題をちゃんと改善する取り組みができるって、うん。やっぱり素晴らしいですね。
ランさん:いえ、そこまで何か情熱かけれる目標があれば、みんなもやってくれるのではないかなと期待してます。
安達瑠衣子:本当に。でも私はいつもこの面接対策でお付き合いしてて感じることがあるんですけど、さっき言った「本気は行動に出る」っていうこともそうなんですが、この面接対策のやり方を見てると、仕事のやり方がね分かっちゃうんですよ。
ランさん:はい。
安達瑠衣子:同じなんですよ、仕事のやり方とこの受験対策って。で、やっぱりね、仕事って必ず目標があっていつまでにこういうこうこうってあるじゃないですか?それってそのギリギリになって土壇場になって力を出せば良いっていう仕事ほとんどないですよね?
ランさん:ないですね。はい。
安達瑠衣子:ちゃんと準備をしてスケジュール立てて、課題をひとつずつ解決してって、やらないといけないですよね?それ以外にも急なトラブルとかもあるし。
だから、この受験対策のやり方で、そういう風に自分の課題だとかをひとつひとつちゃんとクリアしてやっていく。ランさんもね、PDCAの話を想定問答の中でされてましたけど、まさにこのPDCAが出来るか出来ないかって、いろんなところでね、きれいな文章を作るのに使う人がいるんですけど、じゃあPDCA本当に実践出来るかどうかって、この受験対策を見てると正直言うと分かります。
これがね、出るんですよ。普段から仕事でそういうことをきちっとやってる人は、この受験をする時にも自分の課題をちゃんと洗い出して何をしなきゃいけないかっていうことを実践している。
はい。だから、ランさんはこれから県庁に入られてもきっと仕事をしっかりやられますね。できると思います。
ランさん:ありがとうございます。
安達瑠衣子:はい。じゃあ模擬面接はしなかったけれど、そうやって声を出すための練習とか表情だとか、そういったところはご自身で勉強されたってことですね?動画を使いながら。
ランさん:はい。
安達瑠衣子:はい、分かりました。ありがとうございます。
志望先を変えるに至った気持ちの変化について
受験期間ね、長いですからね。変わることはあるんですけど、やっぱりここって悩んでる方も結構いらっしゃって、だからランさんが志望先を変えるこの辺の気持ちと言うか、決断した理由をちょっと教えてほしいなと思うんですけど。
安達瑠衣子:そうですね。うん。新卒の方で、例えば東京とかね?本当に北海道から沖縄から九州から大阪から受験されるんですよ。
京都からとかも。で、日本の首都っていうこともあるんですけれど、中に「都会でやっぱり仕事したい」とかあるじゃないですか?それは悪いことじゃないし、憧れがあって出てきて働きたいっていうのも全く否定する気はないんですけれども、それが通用するのってやっぱり新卒か、22~23ぐらいまでかなって感じがするんですね。
やっぱりある程度大人になったら、もっと地に足が着いたっていうか、そういう理由がないとなかなか通用しないっていうのは、その自治体じゃないとできないことってゼロじゃないんですけれど、やっぱり少ないですよね。どこの自治体も課題は一緒ですもんね、大体。
ランさん:はい。
安達瑠衣子:だからそこがちょっと難しいところで、その説得力をやっぱりあげていくのって至難の業なんですよね。魔法の言葉がないんですよ。
ランさん:ないですよね。
安達瑠衣子:稀に、「結婚するので」っていうのがあるんですよ。結婚でっていう方が結構いらっしゃるんですよ。結婚相手がこっちっていうのは割と面接官納得しちゃうんですね。「あ、それなら。」って。でもそれは嘘つくわけにいかないじゃないですか?相手がいないのに。
ランさん:はい。
安達瑠衣子:そういうのがあって、そこはちょっと難しいなあ。あと、結局仕事に何を求めるかですよね。
ランさん:そうですね。
安達瑠衣子:そう。仕事に何を求めるか、転職する時に「公務員」ってなった時に、公務員ね、国家公務員から市町村、あとね47都道府県もう沢山あるんですけど、じゃあ何を軸にして志望先を決めるのかっていうのは、本当に選択肢は色々ありますよね。
でも私から見ると、よく決断されたなと思ったんです。
リサーチをいろいろされてたのを知ってたから、何もやってなくてね、ただ表面的に「あそこに行きたい」とかっていう軽い感じじゃなくて、ランさんの場合は真剣だったのが分かってるからこそ、よく決断されたなっていうのは本当正直思いました。
ランさん:はい。それこそ、その、僕自身一人で悩むのではなくて、親族だったり兄弟だったりっていう、いろんな方に相談して決断しましたね。
安達瑠衣子:そうですか。で、決断した結果、堂々と合格されて1番素晴らしい結果に繋がりましたね。
ランさん:決断して良かったなって心の底から思っています。
安達瑠衣子:そうですね。私も本当に良かったなっていう風に思います。
ランさん:ありがとうございます。
本番面接について
安達瑠衣子:あっ、なるほど?あれ?でも、裏付けがないものなんて書きました?
ランさん:書いてないですね。
安達瑠衣子:書いてないですよね?(笑)でも、そういう風に訊かれてドキっとしたんですね?
ランさん:はい。面接カードの中ではエピソードについては何も書く欄がなかったので、試験官さんが独自で「どういうことをしたの?」とか「具体的なエピソードは?」って色々突っ込んでくるのがちょっとドキッとしましたね。
安達瑠衣子:なるほど。でも、想定問答をやっといて良かったですね。
ランさん:はい、そうですね。そこはもう想定問答をやっていたので答えられたかなと思っています。
安達瑠衣子:それはさっき言ったように、想定問答が表面的で、面接カードに書く程度の内容しか書いてないと具体的にって言われた時、みんな詰まっちゃうんですよ。
ランさん:あ、そうですね。そこの多分表情とかでも分かるのかなと思っております。
安達瑠衣子:じゃあヒヤッとはしたけれど、ちゃんとやってて良かったですね?
ランさん:はい、そうですね。自分の経験から話せたので、自信を持って話すことが出来たかなと思っております。
安達瑠衣子:ね。ちゃんと洗い出しされてたし、ちゃんとエピソードしっかりお持ちだったので、良かったです。
安達瑠衣子:それ以外に何か印象に残ってることあります?逆にここは凄く評価や反応が良かったとか。
ランさん:実はあんまり反応がよく読めなくて、逆にちょっとまずいなと思ったのが、「なぜ転職するんですか?」って言った時にポロっとちょっと、自分自身のことしか考えてないような発言をしてしまったんです。ワークライフバランスのことを言ってしまって。
安達瑠衣子:あーなるほど!
ランさん:例えば、「メーカーさんの時がシフト制だったので」とか言ってしまったんですよ。よくよく考えるとそのシフト制の部署も県庁にありまして。そこは練習しなかったからちょっとまずかったなという点はありました。
安達瑠衣子:なるほどね。ワークライフバランスを考えるのは悪いことじゃないんですけど、それが凄く強く出ちゃうとね。要は県庁だからきちっと休みが取れるんじゃないかとか、そういったことが志望動機のひとつなのかとかっていう風に思われがちですよね。なるほど。じゃあそこはちょっとヒヤッとしたところですね。
ランさん:そうですね。しまったなとは思いましたね。やっぱり練習してないと自分のポロっと出るところが多々あると思うので、そこはやっぱり練習しとけば良かったなと後悔しましたね。
安達瑠衣子:そうなんですか。でも、ちゃんと見事乗り越えたんですから、きっと他のところでいっぱい加点があったんじゃないかなと思いますけどね。
ランさん:個人的には会計年度任用職員として働いていたので、結構「どこの課で働いていたの?」とか訊かれたんですよね。そこでは自信持ってというか、結構、評価が良く会計年度の仕事をさせていただいたので、もしかしたら面接官の方が聞いていたのかな?みたいに思っております。
安達瑠衣子:実はね、それ本当そうなんですよ。よく会計年度等で自分の働いてる自治体を受ける方多いんですけれど、人事バカじゃないですから、今、実際に働いてる方とか働いてた方は、その職場でどうだったかって1度も聞かないなんてことは逆にないと思いません?
ランさん:そうですね、「どこの課?」って訊いた時点で、もう聞くのかなって薄々感じてましたね、はい。
安達瑠衣子:やはり面接でわかるって、その人の何パーセントなのかなって感じなんですよ。でも数か月でも働いてたらその人の素顔も分かるし、どんな働き方してたのかっていうのは、もう会計年度だろうが何だろうがその人の仕事に対する姿勢とか分かっちゃうじゃないですか、全部。
だから、よく自分の希望する自治体の会計年度とかで働く方には注意してるんですけど、働いてる時にきちっと頑張らないと、面接だけ良い格好してもバレちゃうよって話してます。(笑)
ランさん:そこはもう何というか諸刃の剣ではないんですけど、覚悟しないといけないところですよね。
安達瑠衣子:そうですよね。組織のことがよくわかるからミスマッチもないですけれど、でも実は相手も自分のことを知るだなっていうことは、ちゃんと肝に銘じておいた方が良いですね。
ランさん:おっしゃる通りだと思います。
安達瑠衣子:はい。でもランさんは私の知る限りすごくしっかりとした方で、仕事に対しても真面目に緻密にやる方なので、そこは絶対に評価が悪いなんてことはないと思ってますから。結構それが効いたかもしれませんね。
ランさん:そうですね。例えば課長とかに、「この子はどうなの?」とか訊いてるだろうなとは思ってます。
安達瑠衣子:そうですか、分かりました。
「倍率が低いから受かりやすい」という誤解
安達瑠衣子:なるほどね。
ランさん:まずいことも言ってしまったので、倍率的には低かったんですけど、以前、関東圏内の受けた時もそういった倍率の中でも落ちてしまったもので、あんまり自信はなかったですね。
安達瑠衣子:そうね。よくね、倍率の話出るんですけれど、あんまりね倍率が高いから難しくて低いから優しいっていうのは、正直言って私は気にする必要はないなっていうか。気にして、時々いらっしゃるんですよ。「倍率が低いから受けました」って。
全然ね、関係ないですね。もう最終面接に残ってくる方って皆ある程度粒揃いなので、その中で採用されるっていうのは、じゃあ倍率が、例えばですね、3倍だったら受かりやすいかっていうと10人いたら3人しか受からないわけですよ。
3倍だったら。じゃあ、ざばっと10人集めた中で上から3番目に入るのが簡単かって言ったら、実は簡単じゃないですよね。
ランさん:そうですね。
安達瑠衣子:だから、倍率が低いって言っても1倍だったらね?ちょっと別ですけど、1.1倍ぐらいね?10人のうち9人受けるっていうんだったら入りやすいって言えるかもしれないですけど、そんな自治体はないし、実は結構ね、大変だと思います。で、年齢が上がればライバルは新卒じゃないし。
ランさん:はい。
安達瑠衣子:なるほど。そっかじゃあ終わった時にはちょっとご自身では不安があったんですね?
ランさん:はい。不安は残ってましたね。
安達瑠衣子:はい。でも、ちゃんと突破されたので。もうじゃあ余計に嬉しかったですね?
ランさん:そうですね、ちょっとびっくりして。自分の番号があったときは「お~~!」と思って。
安達瑠衣子:ああ、そうでしたか。じゃあ地元かどうかって相談したご家族とか周りの方も本当に一緒に喜んでくれましたね?
ランさん:はい、喜んでくれました。
安達瑠衣子:はい。本当に良かったです。
これから受験される方へのメッセージ
では、面接本番までのお話いろいろお聞きしたので、ありがとうございました。じゃあちょっと最後にですね、ランさんの様に、ランさんはね、理系からのキャリアチェンジっていうこともそうですし、その後、退職して会見年度の職員をやりながらとか、色々とある中で諦めずにチャレンジして合格を勝ち得ましたから、ちょっとその様にですね、いろいろ苦労がある中で諦めずに頑張ろうって思ってる人は、やっぱりモチベーション維持するの大変なんですよね?だからそういった方に向けて、アドバイスとかメッセージをいただけたらなという風に思います。
安達瑠衣子:はい。ランさん、ありがとうございます。ランさんがおっしゃっていた通りだと思います。本当に。はい。ぜひ、この動画をご覧になっている方は、ランさんをお手本にですね、コツコツと諦めずに頑張って欲しいなと私も思います。本日は本当にいろいろとありがとうございました。
ランさん:いえいえ、こちらこそありがとうございました。
安達瑠衣子:じゃあ、来春からですね、実力を発揮して素晴らしい職員になって、県のために貢献してくださいね。
ランさん:はい。頑張ります。
安達瑠衣子:じゃ、お元気で、がんばってください。本日は本当にありがとうございました。
ランさん:はい、こちらこそありがとうございました。
面接対策は独学で対策出来ると思いますか?
筆記試験は、100%正しい答えがあるので、独学でも対策することは可能です。
しかしながら、面接試験には正しい答えが存在しません。
特に既卒、社会人、公務員から公務員への転職の場合、年齢、経験などが全く異なります。
面接官は、なぜ、あの質問をしたのか?
どのような回答を望んでいたのか?
どのような人材を求めているのか?
その答えは、どこにも記されていませんが、面接官が求めている回答をしない限り、公務員の面接試験に合格することはできないのです。
民間の面接と違って、公務員試験は、1年間勉強して、筆記試験に合格したとしても、実は、たったの20分程度の面接で不合格になってしまう世界です。
しかしながら、未だに、元気にハキハキ、しっかりと自分のことをアピールし、面接官に良い印象を与えることができれば、面接に合格できると信じている方がいます。
ハッキリ言って、公務員の面接試験は、それほど甘くありません。
インターネット上に溢れ返っている、曖昧な面接対策や、公務員面接試験に合格した方のアドバイスを信じて、対策をされている方もいますが、新卒ならまだしも、年齢、経験、希望する自治体、自治体が求めている人物など、すべてが違うにも関わらず、何を参考にしているのでしょうか。
あなたの一生を左右するかもしれない大事な面接対策を、正しいかどうかもわからない情報を信じて、対策しても良いのでしょうか。
ハッキリ言います。公務員の面接試験で確実に合格するためには、プロの面接官の指導による客観視が必要不可欠です。
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特に、社会人、既卒の方は、新卒よりも面接のハードルが上がっているため、必ず対策しなければならないことがあります。