39歳のKと申します。わたくしは大学を出てから警察官になって、半年で辞めてしまったんですけれども、そのあと路線バスの運転士として4年間民間企業で勤務をして、転職をして営業職として民間企業で4年間勤務しました。そのあと給料が少ないということで、新たに消防職員として8年間、今8年目です。
この記事の目次
合格者インタビュー
山内ケイト:それでは合格者インタビューを始めたいと思います。今日はKさんという方にご登場願っております。Kさん、こんにちは。
K:こんにちは。
山内ケイト:まずは合格おめでとうございます。
K:ありがとうございます。
山内ケイト:厚生労働事務官、合格本当によかったですね。
K:ありがとうございます。
山内ケイト:合格するにはいろいろとご苦労もあったかと思うんですが、そのことについてこれからお伺いしていきたいと思います。
一番の課題であった経歴について
現職の消防官ですが、8年勤務した中で自分の性格と仕事の内容があまり合わないと考えるようになって、ちょうど現在の部署から異動する年になりますので、異動するのに合わせて新しいことに挑戦してみたいという思いが沸々と湧いてきまして、たまたま今回、就職氷河期世代採用試験の募集をしていましたので、もし採用試験に仮に落ちたとしても、今の身分がなくなるわけではないので、挑戦してみようと決意して受験しました。
山内ケイト:ありがとうございます。その中でどんなところが面接に対してネックだと思われましたか?
K:転職回数が、今39歳なんですが、普通の39歳の人と比べて多いんじゃないかと考えたことと、転職するたびに全く違う業種に転職していますので、そういったところで面接官から「こいつは関連性のない、その場凌ぎの人生を歩んできたやつじゃないか?」と思われたりとか、あとは「長続きしないやつだな」と思われるんじゃないか、というところが不安に思っていました。
転職回数が多いことへの対策内容について
それをどんなふうに解消したかというのを、次にお伺いしたいと思います。想定問答やっている中で経歴をいろいろと考えていらっしゃったと思うんですけど、その点はどんなふうに解消しましたか?
たぶん自分で作っていたら、完全に地雷を踏むような転職理由しか考えられてなかったんじゃないか。例えば給料が少ないから転職するとか、ただただ身体がしんどいから転職するとか。そういった理由しか思いついていなかったので、想定問答をしっかり取り組んでいくことで、非常に転職理由の作成は役立ちました。
山内ケイト:転職理由をちゃんと作れるようになってよかったですね。
K:山内先生のご指導の賜物だと思っております。
山内ケイト:ただ、絶対に嘘・偽りを盛り込んだわけでは絶対にないですよね。
K:そうですね。自分の経験を基に、ちょっと盛った部分もあるかと思いますが、そこはちゃんと対応できる範囲で作ってますので、そこは大丈夫だったと思っています。
山内ケイト:よく嘘・偽りを言う方がいらっしゃるんですが、絶対にそんなことはしない方がいいですね。
K:そうですね。
山内ケイト:私のところにいらしてくれたら、嘘偽りない、ちゃんとした理由を色々組み立てていけるかなと思います。
その他の対策内容について
で、考えて実際にそういう風に修正して作ったものを、さすがに自分では不安だったので、それが正しいいいものになっているかどうかがわからなかったので、メールで山内先生に「こういう風に変えたいんですけど」と質問して、アドバイスをいただいたおかげで、より良い想定問答ができたのではないかと思っております。
応募先のリサーチについて
事前にその官庁に対しての情報収集というのは、WEBサイトを見たりとか、採用パンフレットとか見たりすればだいたい内容はわかってくると思うんですけど、その中で「ここってどういう仕事なんだろう」とか「ここってどういうことなんだろう?」という疑問をしっかりと作って参加することで、より意義のある業務説明会になると思います。
またその今回の業務説明会の最後に、質問事項を聞いていただくことができたので、そこで積極的に質問して、気さくに回答していただけたので、非常に業務説明会に参加したのはよかったなと思います。
山内ケイト:この業務説明会でいろいろ質問ができたのはよかったですね。
K:そうですね。不安に思っていることは何でもぶつけることができたので、すごく後から助かりました。
山内ケイト:確かに面接で聞けないようなことも、ここで聞いてしまうこともできるかもしれないですね。
K:そうですね。実際、給料のこととかもいろいろ聞けたので、すごい参考になりました。
本番の面接について
その他にもいくつかあるんですけど、まずは面接の質問内容についてお話を伺います。志望動機と自己PRは、Kさんの中ではどんなふうに特別かな?と思われたのでしょうか?
山内ケイト:ドキッとしながらもきちんと答えられたということですね。
K:そうですね。なので面接カードに記入したものについては、自分の中で暗記というか、しっかり話せるようにして、さらに書いたことに対して自分の中で「こういう質問が来るんじゃないか」と想定して、そこを深掘りしながら作成しました。
山内ケイト:ありがとうございます。次に警察官を辞めた理由を面接官から聞かれたということなんですけれども、これは何回か転職されている一番最初のことを聞かれていますよね?
K:そうですね。
警察官を辞めた理由について
山内ケイト:そこでちゃんと「こういう理由で辞めました」というのは伝えられたんですね。
K:そうですね。これも想定問答でしっかりと内容を作っていたので、特に困ることなくしっかりと、ありのまま、多少加飾した部分はあると思いますが、ありのままを聞いてもらうことができたと思います。
面接での質問について
実際に今の仕事でも暴言を吐かれたりとか暴力を振るわれることもあるので、特に新しい仕事でも不安な方々がいっぱい来るような役所なので、そういった方がいっぱいいるんだなというのはすごく思いました。
やっぱり公務員は、国民から「羨ましいな」と見られる立場でもあると思いますし、そういったところもしっかりと汲んで仕事をしていく必要があると改めて思い知らされた質問だったと思います。
山内ケイト:では、次に3人の面接官への対応ということで、面接のときに3人の面接官を前にしてどんなふうに対応されたのかというところをお話ししてください。
K:面接官3人いらっしゃって、3人とも、その官庁の幹部の職員の方だったと思うんですけど、1人から質問が当然されるんですが、その1人からの質問に対して、質問者だけに答えるのではなくて、3人の人たち、皆さんが僕の話を聞いているので、皆さんに話しかけるように3人に顔を向けて話すことを心がけていました。
面接での待機時間について
K:待機時間ですが、面接をしていない間は待機室に待機していないといけないのですが、係官の人が言うには、「職員は席を外していますので飲食もしていただいて結構ですし、本を読んでいただいても結構です。
リラックスしてお過ごしください」というふうにおっしゃって、受験生だけを残して外に出られたんですが、待機時間の中でもどこかで見られている可能性もなくはないと考えていましたので、そこでリラックスをしすぎて居眠りをしたりとか、漫画本を読んでいたらまずいのかなと考えて、どこかで見られているんじゃないか、自分の普段の生活をどういう風に過ごしているかを見られているんじゃないか?と意識して、気を付けて面接の資料を読んだりとかしながら過ごしていました。
これから受験される方へのメッセージ
山内先生にも大変ご無理をお願いして、予定を空けてもらって、模擬面接とか想定問答の添削とかをしていただいたので、非常に自分の中で焦った状態で、想定問答を作ったり対策をしたので「これで十分な対策ができているのかな?」という印象がすごくありました。
なのでこれから受験される方は、1次試験の勉強をしながら、早めに面接対策をされるといいのではないかなと思います。
面接対策をしっかりしておけば、自分の振り返りができるので、例えば経験論文を求められたりしても、自分の経験がそこで完成していれば、経験論文もすんなりと作成することができると思いますし、面接に関しては余裕をもって取り組むことができる点と、あとは下にも「妥協なく作成してください」と書いてあるんですけど、振り返りを何回もすることで、より良い面接対策ができると思いました。
想定問答に関しては、何回も何回も振り返りながらより良いものを作っていこうという意識をもってやることで、どんどん自分の分析に磨きがかかるんじゃないかなと感じています。
想定問答をしっかりとやっておけば、面接カードなどもいろんな応用を利かせて作ることができますので、非常にこれは使えます。断言します。あとは機会があれば、山内先生といろんな話をしていただければいいと思います。
メールだけだと、社会人として畏まったメールを送るのが基本なので、なかなか砕けたメールを送ることができないと思います。なので、リモートとかでもそうですし、しっかりといろんな話をすることで、山内先生がその話を拾ってくれて、性格分析とかをしてくれるので、非常にいいと思います。
なのでしっかりといろんな無駄話でもなんでもしていただければと思います。あとは生年月日も言っておくと、たぶんいいことがあると思いますので、覚えていたら言ってみてください。とか言いながらも、1次試験対策もしっかりしないと、1次受からないと面接に行けないので1次試験の対策もしっかりとやってください。
このコロナ禍ですので、今後、公務員の給料は減らされていないので、人気はどんどん高くなっていくと思います。なので、もし面接で同じ点数だったとしたら、1次試験の点数が高い方をとると思いますので、1次試験で1点でも多く取れるように勉強も頑張ってください。以上です。
山内ケイト:ありがとうございます。たくさんしゃべっていただいて、本当にありがたいなと思いました。Kさん、すごく頑張っていたので、受かるといいなという風に私も思っていたんですが、本当にこんな風にきちんと対策を取られていて、合格を手にされたんだなということがとてもよくわかりました。本当におめでとうございます。
K:ありがとうございます。
山内ケイト:ではこれでインタビューを終わりにしたいと思います。
面接対策は独学で対策出来ると思いますか?
筆記試験は、100%正しい答えがあるので、独学でも対策することは可能です。
しかしながら、面接試験には正しい答えが存在しません。
特に既卒、社会人、公務員から公務員への転職の場合、年齢、経験などが全く異なります。
面接官は、なぜ、あの質問をしたのか?
どのような回答を望んでいたのか?
どのような人材を求めているのか?
その答えは、どこにも記されていませんが、面接官が求めている回答をしない限り、公務員の面接試験に合格することはできないのです。
民間の面接と違って、公務員試験は、1年間勉強して、筆記試験に合格したとしても、実は、たったの20分程度の面接で不合格になってしまう世界です。
しかしながら、未だに、元気にハキハキ、しっかりと自分のことをアピールし、面接官に良い印象を与えることができれば、面接に合格できると信じている方がいます。
ハッキリ言って、公務員の面接試験は、それほど甘くありません。
インターネット上に溢れ返っている、曖昧な面接対策や、公務員面接試験に合格した方のアドバイスを信じて、対策をされている方もいますが、新卒ならまだしも、年齢、経験、希望する自治体、自治体が求めている人物など、すべてが違うにも関わらず、何を参考にしているのでしょうか。
あなたの一生を左右するかもしれない大事な面接対策を、正しいかどうかもわからない情報を信じて、対策しても良いのでしょうか。
ハッキリ言います。公務員の面接試験で確実に合格するためには、プロの面接官の指導による客観視が必要不可欠です。
公務員面接の達人は、元公務員面接官の目線で、あなたの年代、経験、受験先の自治体に合わせて、面接指導をすることで、確実に面接の合格率を上げることができます。
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あなたの年齢、経験に沿った面接対策の参考になると思いますので、しっかりとご覧くださいませ
特に、社会人、既卒の方は、新卒よりも面接のハードルが上がっているため、必ず対策しなければならないことがあります。