【公務員合格者インタビュー動画Vo.38】26歳!大学卒業後、就職せずに公務員を目指して、念願の第1志望の都庁合格!

安達瑠依子

今日は、大学卒業後、就職せずに公務員を目指して、念願の第1志望の都庁に合格されたYさんにインタビューさせていただきました。Yさんは大学卒業する時に、当初は最初からは公務員を目指してなかったたのですよね?

Yさん
はい、当初は大学4年生の時は、最初は民間企業の就職活動をしておりました。卒業してから何も正社員として就職しないまま、公務員にこだわり続けるってことに対しては、やっぱり勇気がいる決断でして、ただ、どうしても公務員のやりたいことっていう部分は、自分自身すごくマッチしていたので、どうしても諦めきれずにやっていこうといった様な、そういった決意をいたしました。

安達瑠依子
今日は、Yさんと同じように公務員を目指してる方のために、Yさんがやってきたこととか、工夫したこととか、いろいろお聞きしたいなと思います。Yさんのインタビュー動画は、こちらから、ご覧いただけます。

安達瑠依子
Yさんのインタビュー内容は、テキストでもご覧いただけます。

【合格者インタビュー】

安達瑠依子
まず、Yさんのプロフィールをご覧ください。
Yさんは大学卒業する時に、当初は最初からは公務員を目指してなかったたのですよね?

Yさん
当初は大学4年生の時は、最初は民間企業の就職活動をしておりました。

 

安達瑠衣子:公務員に方向を変えた時には、もう主なところの試験は終わってるというか、受験は難しい段階だったということですね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:卒業した後、就職せずに既卒で目指すって、結構思い切った決断だだったと思うんですけど。

Yさん:はい、そうですね。確かに自分自身の中では、卒業してから何も正社員として就職しないまま、公務員にこだわり続けるってことに対しては、やっぱり勇気がいる決断でして、ただ、どうしても公務員のやりたいことっていう部分は、自分自身すごくマッチしていたので、どうしても諦めきれずにやっていこうといった様な、そういった決意をいたしました。

安達瑠衣子:なるほど。確か、Yさんって、大学を途中で変えてましたよね?

Yさん:はい。1度中退して、別の大学に入り直しています。

安達瑠衣子:Yさんは、ご自分が「こうしたい」と思ったら、リスクがあっても行動しちゃうタイプですね。

Yさん:はい。やっぱり自分自身のやりたいことっていうのも、一生に1度しかできないと思うので、ここで妥協して、この先、数十年間過ごしていくっていうのは、自分の中ではどうしても考えられなかったので、こういった決断をいたしました。

安達瑠衣子:なるほど、わかりました。最初、塾の講師で契約社員という形でされてたかと思うのですが、その後、正社員になって単純に講師ということではなく、教室運営側の方になってらっしゃいましたよね?

Yさん:はい。もちろん、授業も担当するんですけれど、それ以外に教室における事務作業であったりとか、あとは生徒募集といった様な営業面のお仕事もさせていただいております。

安達瑠衣子:正社員になって、すぐにまた(公務員の)受験をするというのは、面接官からするとちょっとリスクにも感じるんですけれど、逆に言うと、そうやって仕事の幅が広がったので責任も重くなったし、面接で話せることは結果としてはだいぶ増えましたよね。

Yさん:そうですね。やっぱり幅が広がったかなって印象がありますね。

安達瑠衣子:あと、実は第一希望の都庁ですけれど、東京出身じゃないですよね?

Yさん:宮城県出身です。

安達瑠衣子:地元に戻らず都庁を受験するというのも、面接官は結構、「あれ?どうしてかな?ご両親とかお家の方で帰ってこいって言わないのかな?」とか、結構思ったりするんですけど、そこは、しっかりとご家族の方にも納得いただいて(公務員を)目指したんですよね?

Yさん:そうですね、はい。

安達瑠衣子:Yさんは、一番最初は2021年の(公務員試験で)ご縁がなかった時のフィードバックを受けられて、その後、(公務員面接の達人を)受講されてましたね?

Yさん:はい。

安達瑠衣子:私が1番最初にお話ししたのは、2021年の12月だったんですけれども、それからこの合格まで、ですから試験まで半年から七か月で頑張って、(2022年の合格を)手に入れたんだなっていう風に思います。

Yさん:はい。

公務員受験での課題について

安達瑠依子

Yさんは以前、公務員面接で落ちた経験があるんですけれど、1番最初に想定問答を出していただいた時に、短所に、自分が『とっつきにくい』ということを書かれてましたよね?

Yさん
はい。

安達瑠衣子:それで、実際カウンセリングでお話しすると『硬い印象』なんですよね。確かに、『とっつきにくい』というのは、その通りだと思いました。ご自身も結構このことを気にされてたんですよね?

Yさん:はい、気にしてましたね。やっぱり自分自身ではそう思っていないのに、どうしても硬く見られてしまうっていうところに対しては、なかなか克服できずに、ちょっと大変だったなっていうのはありますね。

安達瑠衣子:やっぱりね、いろんなところで言われてるし、私も話してるんですけど、面接って短時間なので、第1印象の影響って大きいじゃないですか?だから、そこの部分はいくらなんでも短期間にいきなりガラッとキャラクターを変えるってことはできませんから、どうやってカバーするのかなっていうのはやっぱり1つのポイントだったとは思います。

安達瑠衣子:あと、多分、この音声を聞いてる方も声の感じでも分かるかと思うんですが、Yさん、実直な方なので、不合格の原因の対策というか、拝見した時もそうなんですけど、結構、想定問答もそうなんですけど、わりと凄く正直というか、思ったことをお話しするというか、書いてしまうところありますよね?

確か、私、想定問答のフィードバックでも同じことを言ったと思うんですけど。

Yさん:言われましたね、はい。

安達瑠衣子:そこは、Yさんの良いところでもあるんですよ。誠実で、適当なごまかしとか嘘を言わない。だけど、面接においては、やっぱり言うと損することもあるじゃないですか。

Yさん:そうですね、やっぱり。はい。

安達瑠衣子:多分、そこの線引きがちょっと出来てなかったのかなっていうところがポイントでしたね。

Yさん:はい、そうでしたね。

安達瑠衣子:ある程度、年齢が行けば、そこって自然に「嘘も方便」じゃないですけど、そういう風にできる部分もあるんですけど、まだやっぱりお若いので、真っ直ぐな面がすごく良い面で出る時と、ウィークポイントになる時があるんだな、という・・・そういうところが課題だなという風に思っていました。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:あと、物理的な問題ですけど、非常に忙しいじゃないですか?

Yさん:忙しかったです。はい。

安達瑠衣子:入ったときから忙しいっておっしゃってましたもんね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:だから、時間的に厳しい中でやっていくっていうのが、ちょっとやっぱり大変で。同じ様に大変だなと思ってる方も多いんですよね。

よく相談受けます。「(現職を)辞めてから受けた方が良いですか?」って。ここ難しいところなんですよね。安易に辞めれば良いって話じゃないので。でもYさんは、もちろん生活のこともありますし、経済的にきちんと自立しなきゃいけないってこともあったので、厳しいけど辞めずに頑張られましたもんね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:こういうところがYさんの背景というか課題でした。面接だけで言うと、やっぱり年齢ももう新卒ではないし、色々経験されていることが、短期間であってもこういう仕事をしてて、こういう経験をしていれば、こういうことを言ってくれると良いなっていうことを意識して話す、ということが必要だなっていうのが一緒にやっていて感じていたことです。

 

面接対策について

安達瑠依子
では、Yさんに具体的にどんなことをやったのか、少しお聞きしたいと思います。
まずですね、課題でもあった「時間のやりくり」Yさんはどの程度、面接対策というか受験対策されてたんですか?

Yさん
はい。まず筆記試験に関しましては、2020年の時から受けて三年目だったので、それなりに知識の蓄積がありましたので、1日3時間程度の勉強で対策することができたかなという風に思っております。
一方で、面接対策に関しましては、こちらの公務員面接の達人さんで去年の12月からカウンセリングを受けて、想定問答を受けて、といった様なことをさせていただいて、大体、今、半年くらいの時間を使って面接対策をしていたという様な流れになります。

安達瑠衣子:なるほど。1日3時間って、実は、すごく忙しい現職の方にとっては簡単じゃないですよね。

Yさん:そうですね。やっぱり時間の捻出っていうのは、結構、思っていた以上に大変だったなって思いますね。

安達瑠衣子:では、もう自分で午前中されてたかと思うんですけど、この時間は受験対策に充てるっていう風にスケジュールをして、それをご自分で守ってやってた訳ですね?

Yさん:はい。

安達瑠衣子:結構やっぱり、根性がいりますね。

Yさん:そうですね。やっぱりやりたいことを優先なので、多少の負担とか犠牲は自分の中では厭わなかったですね。

安達瑠衣子:なるほどね。あの先程、課題の話ばっかりしましたけど、Yさんのすごく良いところの1つに、心身ともにタフですよね?

Yさん:そうですね。まあ若いからだと思うんですけど、まだ。

安達瑠衣子:いやいや若いからってことじゃなくて、体もすごく丈夫だっていうのを聞いていましたけど、メンタルもね、やっぱりタフだなあっていう風に思いますね。

Yさん:そこに関しましては、やっぱり先程お話しに上がった様に、大学1度辞めてますし、あと正社員としてストレートで就職しないまま、ここまでやってきたっていう中で、やっぱりもう二度と途中でリタイアしてってことは絶対嫌だったので、どうしても働きながら最後まで公務員試験を駆け抜けたいな、という思いがありましたので、その気持ちを大切にしていましたね。

安達瑠衣子:ああ、ではやっぱり、決意というか、覚悟が大きかったんですね?

Yさん:はい。

想定問答について

安達瑠依子
では、今、お話に出た想定問答なんですが、実は1回目の想定問答ってもう3月に終わってましたけれど、2回目(の想定問答は)出なかったじゃないですか?

Yさん
はい(笑)

安達瑠依子
結構、直前に2回目が出てきて、私かなり焦ったんですけど(笑)

安達瑠衣子:ただね、1回目に課題だとか洗い出してたので、何もやらないで直前、ではなかったから、問題なくやれましたけれど、想定問答を初めて取り組んでいろんな質問・回答をつくるじゃないですか。あれどうでした?大変でした?

Yさん:非常に大変でした。

安達瑠衣子:あ、そうなんですね。実は、99%の人が「こんなに大変だと思いませんでした」っていう風に、よく言われます。泣きながらやったっていう人もいました。

Yさん:そうなんですね。

安達瑠衣子:うん、あの、(回答が)出なくて。(泣いた、と。)

Yさん:ああ、なるほど。

安達瑠衣子:それは例えば、「チームで頑張ったこと」とかって言われても、仕事によってチームっていう編成でやってない人もいるじゃないですか?だから、やっぱり定番の質問なんですけれど、(回答を)絞り出すのは大変だったっていう方が結構いましたね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:Yさんも苦労したんですね。どの辺の質問が1番答えづらかったですか?

Yさん:やっぱり、自分自身の就業経験が浅かったので、例えば、上司と意見がぶつかったときにどういうふうに対処するかとか、その同僚もそうですし、あとは将来的なところで、どうしてもなかなかビジョンが見えなくて、これまで落ち続けてきたっていう部分もあるので、例えば、その5年後10年後、どういった職員になりたいか?とかっていった様な、そういった未来志向の部分も少し苦労したかなっていうところはあります。

なるほどね。今おっしゃってた、周りとの仕事の仕方、それから、公務員に合格するのがゴールの人は受からないんですよ。だから、あの質問は実はすごく大事なんですね。

つい先日もね、落ちた方のフィードバックしたんですが、やっぱりそこの部分答えられてなかったんですよ。今まで考えたことがないから。入ってからどんな職員になるかっていうところまで、合格する前に考えるって、意図的に考えないとできないですよね?

Yさん:はい。

安達瑠衣子:なるほどね。でもやっぱり公務員になるのがゴールの人は、活躍するイメージが湧かないから、質問される・されないは別として、やっぱりそこまで考えておくってすごく大事なことなんですよね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:では、想定問答の質問に答えながら、ご自分の考えを作り上げていったという感じですかね?

Yさん:そうですね。やっぱり考えたことを想定問答において、文字でしっかり表していくことによって、自分自身の考えを軸として1つ1つまとめていった様な、そういった形ですね。

応募先のリサーチについて

安達瑠依子
では、応募先のリサーチとか、やりたいことのリサーチなんですが、コロナ禍でもあるし、現職ですごく時間が無い中、Yさんはリサーチってどんなことをされたんですか?

Yさん
まずやっぱり1番やりやすかったのは、ホームページを見たりとか、あとパンフレットを見たりっていうのはもちろんするんですけれども、それ以外にも、昨年、都庁セミナーといったイベントがありまして、そちらにオンラインで参加をして情報収集をしたりとか、あとは新方式っていうまだ歴史が浅い試験体制だったので、その新体制についても、あと新方式についても、その対策の仕方っていうのを職員の方に聞いたりとか、そういったところをやってましたね。

 

安達瑠衣子:なるほど。では、職員の方にお話聞いたりとか、オンラインであろうが何だろうが、やっぱり結構、情報収集しっかりされたということですね?

Yさん:そうですね。あと、未来の東京戦略ビジョンといった様な、そういった計画とかも隅から隅までしっかり熟読したりとかもしてましたね。

安達瑠衣子:なるほど。今、お話に出た「新方式」って、すごく人物重視の採用じゃないですか?

Yさん:はい。

安達瑠衣子:一般方式よりは筆記は軽いとはいっても、実は面接に重視、面接のところにフォーカスした内容で、勉強よりもこれが正解っていうのがあるわけじゃないから、対策大変ですよね?

Yさん:そうですね。やっぱり答えがないなっていうのは、やっぱり自分自身の考えとそれに基づく根拠っていうのをしっかりセットで言うことによって、自分自身をアピールするっていうことが大事かなという風に思います。

安達瑠衣子:なるほどね。確か、プレゼンもありましたよね?

Yさん:そうですね。プレゼンテーションと、あとグループワークがありますね。

安達瑠衣子:そうすると、準備しなきゃいけないものはやっぱり結構ありましたね?

Yさん:自分自身の場合は、もちろん勉強もそうなんですけど、プレゼンとかグループワークに関しては、現職の中で結構それらをする機会が多くて、それは自分自身にとって経験値として積み重なっていたので、そこまで大きな対策をしたっていうことはなかったです。

安達瑠衣子:ご自身の普段の仕事の中で鍛えられた部分を出すって感じだったんですね。

Yさん:そうです。実践の場っていったような形でしたね。

安達瑠衣子:仕事で実践している人はやっぱり強いですね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:では逆にそういうことを全然やらない方は苦労しますね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:そうですよね。最近ね、プレゼンの選考が入ってるところが非常に多いんですよ。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:やっぱり仕事で、プレゼンをやったことがある人は良いんですけれど、全くないっていう人は本当に四苦八苦してます。やっぱりお仕事をしていたということがYさんにとってはすごくプラスですね。

Yさん:そうですね。それがやはり一番大きかったかなと思います。自分自身を大きく成長させてくれたのはやっぱり現職の経験あってのことですし、やっぱり仕事を辞めないでここまでしっかり続けてきて良かったなと、改めて本当に思ってます。

安達瑠衣子:そうですね。Yさんと1番最初に話してから実際の本番まで1年なかったんですけど、その中でもYさん自身の話す内容とか、深みっていうか深掘りとかした時の答えとか、半年でも、正直言って失礼なんですけど、大人になったなって感じがしましたもん。

前はやっぱり「あ、なんか第2新卒っぽいな」って感じだったんですけど、もうなんか一人前の社会人っていう風に、印象が変わっていきましたよ。

Yさん:はい、ありがとうございます。

安達瑠衣子:だから、短期間ですごい高い成長曲線だったんだなっていう風に思ってました。

面接の練習について

安達瑠依子
さて、面接の練習ですけれども、私と模擬面接はいたしましたが、それ以外に練習って何かされました?

Yさん
直前期はほとんどしてなかったですね。
時間的にできなかったっていうのが多分正しいと思うんですけれども。

安達瑠衣子:本当に時間なかったですものね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:では、ちゃんとした模擬面接って、私とやった模擬面接だけでしたか?

Yさん:そうですね。それだけですね。はい。

安達瑠衣子:なるほど。模擬面接終わった後、ご連絡しましたが、話す内容の出来は、もう8割9割完成されてたので、その場でいくつか訂正したり、いろいろアドバイスしましたけれど、凄くしっかりとされてるなっていう印象でした。

安達瑠衣子:で、私が1番、Yさんで印象に残ってることって、今日これをご覧になってる方にも伝えたいんですけれど、Yさんの熱意とか覚悟とか、それがこうビシビシ伝わってきたんですよ。模擬面接であそこまで本気度がでる方ってやっぱり少なくて。

Yさん:うーん。なるほど。

安達瑠衣子:でも、じゃ、模擬面接で出来なくて本番なら出せるかって言ったら、そんなことはないですよね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:でやっぱり、優秀かどうかってすごく大事だし、人として一緒に仕事する人として歓迎できる人柄かどうかとか、もちろんその評価するところ沢山あるんですけれど、よく言うポテンシャルってあるじゃないですか?

Yさん:はい。

安達瑠衣子:入ってから伸びるかどうか、それって、論理的に物事を考えられるかどうかとかそういった部分だけじゃなく、熱意とか、覚悟とか、このエネルギー。これ、すごく大きいんですよね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:で、Yさんはそこの部分で突出してました。

Yさん:ありがとうございます。

安達瑠衣子:今まで沢山の人を模擬面接とかいろいろやってきましたけれど、多分トップスリーに入るぐらい。

Yさん:そうなんですね?ありがとうございます。

安達瑠衣子:あのほらえーと一番最初にこう硬くて真面目でちょっととっつきにくいって話をしたじゃないですか?でも、そこは正直言ってあんまり直ってなかったです笑

Yさん:笑

安達瑠衣子:だけど、その生真面目で真っすぐなところがマイナスじゃなくて良い方に変わってたんですよ。だから、話しかけやすくてお兄さんみたいな感じではないんですけれど、でも信頼できるなとか、この人だったらやりきるだろうなとか、多少のことがあっても折れずに突破できるだろうなとか、本当にここで仕事したいんだなとかっていう気持ちは1番感じられたんですよ。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:それってやっぱりね、Yさんご自身が言ってたように、覚悟が違うんだなっていうのがもう受け答えに出てました。だから、合格のご連絡をいただいた時に「ああ、やっぱりな」って思ったんです。

安達瑠衣子:だって私が面接官だったら、Yさん絶対とりますもん。時間がない中、本当にやりきりましたね。

Yさん:そうですね。やっぱりやり切って本当に良かったなって、途中で諦めないで良かったなって、本当に心から思ってます。

安達瑠衣子:そうですね、本当に素晴らしいと思います。そして、こうやってやりきったことで成果が出ると、それはYさんの自信になるので。次にまた、今度は仕事でまた困難なことっていっぱい出会うと思うんですが、このやりきった自信がきっと次のまたエネルギーになっていくと思いますよ。

Yさん:はい。

本番面接について

安達瑠依子
では、本番どうだったかって少し教えていただけますか?

Yさん
はい。2次と3次の試験でそれぞれ面接が1回ずつあって、で、合計2回面接をしたんですけれども、2次面接の方ではわりとオーソドックスに志望動機から始まって、やりたいこととか、あとは現職の中で頑張ったことっていうのを聞かれて。それは想定問答で取り組んでいた内容だったので、わりと自分なりの答えを持って答えることができたかなっていう様な感じですね。

Yさん:一方で3次面接の方は、はっきり言って予想できない質問が結構飛んできて、どちらかと言うと、現場で考えて対応する力を見られているんじゃないかなとか、そういった面接だったという風に思っております。

安達瑠衣子:それはあれですか?時々あるんですけれど、いわゆるシチュエーションっていうか、「こういう時にあなただったらどうする?」的なケーススタディ的な質問ですか?

Yさん:そういった形よりも、わりと現職に絞って、現職の中で普段意識してることとか、これだけは先輩に負けないとか、あとは、現職で例えばグループ悪のそういった経験があるのか?

具体的にその時にどういう風に自分が立ち回りを意識しているのか、といった様なそういった具体的な場面を想定した様な、現職の中での場面を想定した様な質問が多くて。で、そこは全く自分の中では対策はしなかったので、わりとその場で考えて答えたっていうところがありましたね。

安達瑠衣子:じゃああれですねえーとあらかじめかっこいい回答を作ることができない質問ですから結構やっぱり地が出ますね。

Yさん:出ますね。はい。

安達瑠衣子:面接の手法としては、実はそれが1番正しくて、作ってきた回答で評価するのはあまり意味がないんですよね。私がこの仕事をしてて、行政の試験で1番欠点だなと思ってたのは、短時間で決まった質問だけをしているところが多くて。あれだと、本当によくあるネットに書かれてるような内容を話しちゃう人が多くなっちゃうんですよ。でも、今言った様な、その人の考えと行動を実際の職場だとかで、どういう風にやってたかっていう深掘りをしてやっていくっていうやり方、いわゆるコンピテンシー面接の手法なんですけれども、そこをしっかり都庁がやってるんだとしたら、良い面接だなと思いますね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:でもね、想定問答をやる時にさっき色々考えたって言ってたじゃないですか?

Yさん:はい。

安達瑠衣子:自分ってどういう風に考えて行動してたのかなとか、それを振り返らないと答えられないのはいっぱいありましたよね。

Yさん:はい。あります。

安達瑠衣子:だからそういうのって、結構、頭の中でちゃんと整理整頓されて分析されてて、何にもないところで、何かポッと質問された時にやっぱりそうやって頭の中で染み込んだものが出てくるんですよね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:だからそういう意味ではやっぱり(Yさんは)ちゃんと自己分析されてたから、その場で適切な答えが出来たんじゃないかなという風に思います。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:考えてもない質問が来た時に焦らずに答えられたんですね?

Yさん:焦った部分もあります笑

安達瑠衣子:焦った部分もありました?笑

Yさん:自分自身の中で、本当にこの回答が質問の意図に対して正しい答えになってるのかっていうのは不安な気持ちを抱いたまま、その場で述べてしまったっていうこともやっぱりあったので、そこに関してはどうしても合格発表まで落ち着かなかった部分がありましたね。

安達瑠衣子:そうですか。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:ちなみに、1番答えにくかった質問ってどんな質問でした?

Yさん:一番答えにくかった質問は、普段、塾の先生として子どもと接してる中で、これだけは先輩の職員に負けないっていう風な心構えとか、そういった何か一番誇れるものありますか?といった質問が来て、それが一番困りましたね。

安達瑠衣子:先輩に負けないって言われちゃうとね?

Yさん:はい。

安達瑠衣子:自分が心がけてることってわりと話しやすいけど、人に負けないとか、先輩に負けないとかって言われると、一瞬「えっ?」って思いますもんね。

Yさん:思います。はい。

安達瑠衣子:そういう質問が来たんですね。なるほど分かりました。ありがとうございます。

安達瑠衣子:はい。そういう面接を突破して見事合格されたので、入職されてからも多分いっぱい活躍される場面が出てくるんじゃないかなっていう風に、期待しております。

Yさん:はい、ありがとうございます。

これから受験される方へのメッセージ

安達瑠依子

では、最後にですね、Yさんと同じように卒業してからお仕事しながら頑張ってる方とかいっぱいいらっしゃるんですよ。

あと、やっぱり民間と公務員と迷いながら来ちゃった方とか、これから受験するYさんと同じぐらいの年齢の方にメッセージをいただけたらと思います。

Yさん
まずはやはり、何よりも自分自身がなぜ公務員を目指すのか、なぜその省庁とか自治体で働きたいのか、といったようなその気持ちをしっかり確かめた上で、しっかりさっきから出てる覚悟ではないですけれども、自分自身の気持ちをしっかり固めることが大事かなという風に思っております。

Yさん:途中で大変なこととかあるとは思うんですけれども、やっぱりなぜ自分自身が公務員・行政の世界に入りたいのかっていう気持ちがしっかり最初の内で固まっていれば、多少大変なことがあっても乗り越えていけるというふうに思いますので、で、やっぱりこの先40年間仕事していく人生の中で、やっぱり人生1回しかないので簡単にあきらめるっていうよりかは、やっぱり今だからこそ挑戦できる公務員への仕事を挑戦し続けてほしいなという風に思います。

安達瑠衣子:はい。どうもありがとうございます。私もYさんの考え方には同感です。あのね、迷いながら時間を経過するよりは、トライしてみる、挑戦してみるって大事ですよね。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:じゃないと、あとで「しなかった事」を後悔するじゃないですか?

Yさん:そうですね。はい。

安達瑠衣子:「あの時ああすれば良かった」「こうすれば良かった」って。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:私も個人的に、後悔するんであっても、やって後悔する方が良いなと思ってるんですよ。

Yさん:はい。

安達瑠衣子:頑張ったけどダメだったことって、やっぱり生きてれば色々あるんですけれど、しなくて後悔するって、やっぱりちょっともったいないなって思いますね。

安達瑠衣子:本日はYさん、本当に貴重なお話をいっぱいしてくださって、ありがとうございます。これから受験する方の励みになると思います。

安達瑠衣子:ではYさん、これからも、本当に心身タフでいらっしゃるので大丈夫だと思いますけれども、来春から新しいスタートをしてくださいね。

Yさん:はい、頑張ります。

安達瑠衣子:はい、では本日はありがとうございます。これでインタビューは終了させていただきます。

Yさん:はい、ありがとうございます。

 

面接対策は独学で対策出来ると思いますか?

筆記試験は、100%正しい答えがあるので、独学でも対策することは可能です。

しかしながら、面接試験には正しい答えが存在しません。

特に既卒、社会人、公務員から公務員への転職の場合、年齢、経験などが全く異なります。

面接官は、なぜ、あの質問をしたのか?

どのような回答を望んでいたのか?

どのような人材を求めているのか?

その答えは、どこにも記されていませんが、面接官が求めている回答をしない限り、公務員の面接試験に合格することはできないのです。

民間の面接と違って、公務員試験は、1年間勉強して、筆記試験に合格したとしても、実は、たったの20分程度の面接で不合格になってしまう世界です。

しかしながら、未だに、元気にハキハキ、しっかりと自分のことをアピールし、面接官に良い印象を与えることができれば、面接に合格できると信じている方がいます。

ハッキリ言って、公務員の面接試験は、それほど甘くありません。

インターネット上に溢れ返っている、曖昧な面接対策や、公務員面接試験に合格した方のアドバイスを信じて、対策をされている方もいますが、新卒ならまだしも、年齢、経験、希望する自治体、自治体が求めている人物など、すべてが違うにも関わらず、何を参考にしているのでしょうか。

あなたの一生を左右するかもしれない大事な面接対策を、正しいかどうかもわからない情報を信じて、対策しても良いのでしょうか。

ハッキリ言います。公務員の面接試験で確実に合格するためには、プロの面接官の指導による客観視が必要不可欠です。

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安達瑠依子
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安達瑠依子
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特に、社会人、既卒の方は、新卒よりも面接のハードルが上がっているため、必ず対策しなければならないことがあります。

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