業種はメーカーになりますが、たくさんの人と係わる仕事をしておりまして、営業という形で多くのお店様に対してアプローチする仕事をしております。公務員を目指したきっかけはコロナ禍が影響しております。
業種はメーカーになりますが、たくさんの人と係わる仕事をしておりまして、営業という形で多くのお店様に対してアプローチする仕事をしております。公務員を目指したきっかけはコロナ禍が影響しております。
この記事の目次
【合格者インタビュー】
安達:みなさんこんばんは。合格者インタビューを始めさせていただきたいと思います。本日は、先日市役所に合格されたSさんです。Sさんこんばんは。
S:こんばんは。
安達:まず、おめでとうを言わせてください。本当に本当に良かったです。おめでとうございます。
S:ありがとうございます。
安達:Sさん、今年初めての受験で、面接の達人のサポートをお受けになったのは春でしたっけ?
S:そうですね。3月の2週目くらいに申し込みさせていただいて、安達先生とまずはお話をさせていただきました。
安達:そうですね。あれからあっという間に10か月近く、Sさんが受験を決めてから合格されるまで10か月ですけど、3月くらいからだと本番まで半年ちょっとですかね?あっという間でしたね。
S:そうですね、はい。
安達:Sさんはこちらにあるように、今は27歳。受験のとき27歳で、今は28歳になられたということですが、消費財系のメーカーで営業職をされてまして、転職も初めてですし、公務員のことを考えたのも、新卒のときは考えていなかったということで初めてづくしですよね。
S:本当に初めてですね。
公務員を目指すきっかけについて
業種はメーカーになりますが、たくさんの人と係わる仕事をしておりまして、営業という形で多くのお店様に対してアプローチする仕事をしております。公務員を目指したきっかけはコロナ禍が影響しております。
今まで営業で各地を飛び回っていた生活をしていましたが、コロナ禍でそういったことがなくなって在宅勤務になる中で初めて自分の将来、どんな仕事をしたいかを真剣に考えるようになりました。
そういった中で、人の役に立つ仕事であったりとか、人に感謝される仕事をしたいと、今の仕事のやりがいもそこにありました。
その対象をどんどん広げていきたいと考えるようになって、私が尊敬していた先輩が公務員に転職していたということもあって、その先輩から聞く話もすごく前向きで、その先輩の姿が非常に魅力的に見えて、自分も真剣に目指していきたいなと思って、手探りで興味をもって調べ始めたというのがきっかけです。
安達:どうもありがとうございます。コロナは大きな影を落としましたし、影響あった方はたくさんいたのですが、実はそうやってご自身のこととかを考える時間ができたり、それがきっかけで今まで手を出せなかったところに手を出すとか、そうやって人生の転機になった方も結構いらっしゃいますね。
公務員受験での課題について
今お話があったように、初めての受験です。新卒のときも公務員をお受けになっていないので、公務員の試験はSPIとかいろいろありますけれども、ともかく筆記もある、論文もある、そして面接もある。初めて受けるのは結構大変ですよね。
そこで初めてということで、手探りの中でやっていかないといけない。
でも結構仕事も忙しくなっちゃうと途中で諦める人もいますね。
また、行政と縁がないので、今いろいろお話がありましたけど、面接で転職をしたい理由を話したときに、きれいな志望動機だけでうまくいくのかとか、説得力があるかどうかというところですね。
あと営業職の方はいろいろ応用は効くのですけども、でもBtoCではなくBtoBであったりとか、業界が離れていると、面接官に「活躍できるというイメージ」を持ってもらうことの工夫が必要だと思います。この辺は私がSさんと初めてお話しした時に考えた課題だったのですけれども、Sさんご自身はいかがでした?どういうところが一番大変そうに思いました?
そして2つめは面接の対策です。「何を」「どうやったら」とか、「どういったこと」が聞かれるのかとか、今仕事でやっていることがどれだけ公務員として役に立つかわからなかったので、こうやってご相談させていただきました。
安達:そうですね。たぶんSさんはもしも同業他社に転職しようと思ったら、私は転職のコンサルもずっとやっていましたから、はっきりと言えるのですけど1か月以内に次がすぐに決まります。その力がある方です。
ですけれど、全く業界も職種も違う、これは結構大きなキャリアチェンジですから、そこはやっぱり当然ながら面接で聞かれる内容のイメージも最初はわからないですよね。湧かないですよね。
S:そうですね。
安達:だから本当に「どこから手を付けたらいいか」そこからが大変だったのじゃないかと思います。いろいろな取り組みはこれからお聞きすしますけど、すごくいろいろサポートさせていただいた中で感じたのは、Sさんの仕事のやり方が、この受験対策に全部出ていたんじゃないかなと思うんですね。
ものすごくち密に徹底的にやった。想定問答を、お見せできないのが残念なくらい、ここまで洗い出すのかというくらい徹底的にやっていますよね。
S:そうですね。やるからには自分を深堀りして、自己分析をしっかりして、それを先生にぶつけたという感じですね。
安達:年に何人かいらっしゃるのですけど、最初出てきたときに、正直言って添削するのが「辛っ」と思うくらいで、読むのが大変でした(笑)
ですけれども、あそこまで洗い出して自分をちゃんと把握する、自分の思考の癖であるとか行動の癖があそこまで洗い出すと出てきますよね。あそこまで自己分析したり、仕事の振返りをするのって、今回が初めてだったんじゃないですか?
S:そうですね。今の現職の中で毎年自分が取り組んだことだったりとか、自己分析シートというか、次の部署異動願のようなものに、そういったことを書く欄があったので、それを見ながらではあったのですけど、50項目近いものを見る中で「自分はこういうことをやっていたんだ」とか「ここで自分の力を発揮できたんだ」とかをすごく感じることができました。
不得意なところも含めてですね。考えるきっかけになりました。
応募先のリサーチについて
安達:そうですよねHPだけ見ても、行ったことのないところの熱意を語るのは無理ですよね。
S:そうですね。はい。
安達:それを筆記対策、面接対策と並行してリサーチをされていた。ということですね。
S:そうですね。本当に時間を分けながら、この土曜日は必ず市役所に行くとか、関連の施設に行って職員の方と話すとか、コロナがあって話せないときは、自分が疑問に思っていることを電話で、迷惑にならない程度に問い合わせたりとかはしてました。
安達:職員の方とも話されたのですね。それって皆さんにお勧めしてるのですけど、なかなかやらないんですよ。電話するのをすごく躊躇するみたいですね。Sさんいかがでした?
S:僕は受験者として電話をかけるというのではなくて、純粋に子育て支援だったら「子育て支援のここについてお伺いしたいのですけど」という形で、市民というか、利用者として気軽に問い合わせて「ここの制度ってこうなってますけど、どうですか?」という形で、聞くようにしていました。
安達:なるほど。一市民ですもんね、職員じゃないから。
S:そうです、そうです。
安達:結構、皆さん答えてくださるでしょ。
S:そうですね、結構親切に答えてくれて。逆にわからないことはしっかりと「わからない」と言ってくださる中で「こういった部署なら詳しく知っているので、お繋ぎしましょうか?」という形で、そういった話もありました。
安達:なるほど。やってよかったですね。
S:そうですね。やってよかったと思っています。
安達:HP読んだだけじゃ、実態がわからないところもありますよね。どこまで進んでいるのかとかね。
S:そうですね。HPだと、時系列になっていないので、開いたものが古かったりとか、そういったことがあったので、私がよくやっていたのは市報を見ていました。
安達:なるほど。そうですね。自治体が出している広報誌ってリアルタイムなものですからね。そこに書いてあることを把握するのは、結構大事なことですよね。
S:そうですね。市民の方がわかりやすく、理解しやすく書いてあるので、非常にわかりやすく書いてあるというところと、要点がまとめられているので、非常に参考になりました。
面接の練習について
サマーキャンプにも参加していただきましたけれども、でもご自身でも思わなかったですか?自分は面接ができるんじゃないかなって。
安達:なるほど。じゃあ場数を踏むということで、本番でしっかりと実力を出すためにはどんなことも、どんなにセンスがある方であっても練習は必要ということですね。
S:そうですね。そう思います。
安達:サマーキャンプ、いろんな面接官が次から次に面接をするのですけど、結構思ったよりキツくなかったですか?
S:大変でした。4~5人の先生方に面接をしてもらったのですけど、最後の方はヘトヘトになるくらい大変でしたね。
安達:そうですね。実は面接をする講師もヘトヘトです(笑)
S:そうですよね。
安達:去年からコロナのせいでZoomでやっているのですけど、半日、数時間とはいえ、ずーっと話していますからね。頭も結構疲れます。
S:疲れましたね。
安達:でも、やっぱり先生が違うと、面接官が違うと、聞き方も違うじゃないですか。やっぱりそういう意味では、やってよかったと思いました?大変でしたけど。
S:非常にやってよかったですね。男性の方であったり女性の方であったりと、聞き方や言葉遣い、そういったところが面接官によって違うので、いろんなパターンを学ぶことによって実際の面接に活きたと思っています。
本番面接について
安達:面接の報告をいただきましたけれども、合格した市役所の面接報告を拝見すると、読んだ段階で「これで受からなければおかしい」と私は思いました。Sさんのいいところがちゃんと面接の中で出ていて、面接官がSさんに興味を持っている、すごく関心を持っていることが質問の中に感じられました。
S:そうですね。大学時代の話だったりとか、学生時代に学んだこと、職場で苦労した経験、それを乗り越えた経験、そういったことを話すときに「それはどういったことなの?」とかすぐに間髪入れずに聞かれたりとか質問を受けたときは、面接官の方が興味をもって聞いているんだなと思いましたし、頷きとかリアクションで「聞いてもらえているな」というのがわかったので、それで自分のギアが上がる「ちゃんと聞いてくれてるから、自分もちゃんと話そう」とか、まじめに話すだけではなくて笑いの要素も入れながら話そうかなとは思いましたね。
安達:そうですか。だからちゃんと双方向になっていましたね。
S:そうですね。
安達:一方的に話したり、ただ質問に「はい」「いいえ」で答える感じではなくて、ちゃんと会話になっている、双方向になってるというのは、内容的には理想的な面接をされてると思いました。やっぱり準備をちゃんとされていたから面接の中で焦ったり慌てている雰囲気は私は感じなかったんですけれども、どうでしたか?
S:想定問答で先生に見ていただいたという、自分の中で自信というかベースがあったので、それを「どう出していくか」ということしか考えていなかったので。面接本番はもちろん緊張したんですけど、話せなくなる緊張というよりは、空気だったり場の雰囲気に緊張して、話すことはしっかり決まっている中で、どこまで面接官の方に聞いてもらえるような話し方をしようとか、その流れを読んで「次はこういう話をしよう」とか、そういうことを考えられたので、リラックスはできていたと思います。
安達:要所要所でちゃんとご自身の強みを出しているのですけど、よくあるようなアピール過多がないですね。アピールしすぎて「これでもか」という風にご自分を売り込む癖の方がいらっしゃるのですけど、そういうのがなく、本当に社会人、大人同士のちゃんとした会話になっているというところがとても素晴らしいと思ったところでした。
S:ありがとうございます。
安達:頑張って作りすぎちゃうとその人がどんな人なのかよくわからないじゃないですか。面接官、採用側からすると善し悪しの前によくわからない人は採用したくないですよ。Sさんもお仕事で採用側の立場になることも多々あるかと思うのですが、そうですよね、よくわからない人は怖いですよね。
S:そうですね。その人となりがわからない人や「作ってきたな」と思う人は、その人自身が見えなくなってしまうので。僕も採用していたことが多かったので、そういう人であれば一緒に働きたいとは思わせられないなと思っていました。
安達:そうですね。採用するリスクを感じるのですよね。じゃあそうやって、短期間といっても10か月あるのですけど、集中して初めての受験で合格されて、合格が出てから時間が経ちましたから、いろいろと思うこともあると思います。今までの振り返りはいろいろとしていただいたので、ぜひお願いしたいのは、同じように来年初めて受けるという方も結構いらっしゃると思うのですよ。
社会人になってから民間企業から行政を受けるって不安だしハードルも高いし。最初は「いいな」と思っても「ちょっと考えちゃうな」という人もいらっしゃいますよね。
S:そうですね。
安達:そこを踏み切った。確か、Sさんの想定問答に書いていただいたご自身のモットー「やらない後悔よりやる後悔」と書いていましたよね。
S:そうですね。
安達:それがそのまま受験や仕事に出ているなと思うのですけど、私も「やらない後悔よりやる後悔」すごく大賛成です。後で「やればよかった」と思う後悔はつまらない後悔ですよね。
S:そうですね。やってから失敗するのはまだいいと思っていて、あとで「やればよかった」と失敗するのはもう戻せないじゃないですか、時間は。それを考えるのは、僕は好きじゃなかったので、その気持ちをすごく大事にしながら、「やりたいな」とか公務員を受験したいと思う方は、まずはやってみることがすごく大事なんじゃないかなと思います。
これから受験される方へのメッセージ
仕事をする中で思っていたのは、「公務員受験をするから、仕事は手を抜く」ではなくて、今ある仕事はしっかりとやりながら、日々の業務が面接の練習だと思って、言葉遣いや人との接し方、そういったところをひとつひとつ、自分の今の仕事の効率を上げて時間を作るようにしていました。
最後にこれから受験する方へのメッセージということで、自分を信じてあげることがすごく大事なんじゃないかなと思っています。
毎日自分で決めたことをやり続けること、その努力は裏切らないと思いますし、一度決めたこと、やってみようと思ったことは最後まで挑戦してみることがすごく大事かと思いました。頑張っていただけるかと思います。以上です。
安達:Sさん、いろいろとありがとうございました。職員になってからも今まで以上に活躍されると確信しております。頑張ってください。
S:ありがとうございます。
安達:本日は本当にありがとうございました。それでは本日のインタビューはこれで終了させていただきます。ありがとうございます。
S:ありがとうございました。
面接対策は独学で対策出来ると思いますか?
筆記試験は、100%正しい答えがあるので、独学でも対策することは可能です。
しかしながら、面接試験には正しい答えが存在しません。
特に既卒、社会人、公務員から公務員への転職の場合、年齢、経験などが全く異なります。
面接官は、なぜ、あの質問をしたのか?
どのような回答を望んでいたのか?
どのような人材を求めているのか?
その答えは、どこにも記されていませんが、面接官が求めている回答をしない限り、公務員の面接試験に合格することはできないのです。
民間の面接と違って、公務員試験は、1年間勉強して、筆記試験に合格したとしても、実は、たったの20分程度の面接で不合格になってしまう世界です。
しかしながら、未だに、元気にハキハキ、しっかりと自分のことをアピールし、面接官に良い印象を与えることができれば、面接に合格できると信じている方がいます。
ハッキリ言って、公務員の面接試験は、それほど甘くありません。
インターネット上に溢れ返っている、曖昧な面接対策や、公務員面接試験に合格した方のアドバイスを信じて、対策をされている方もいますが、新卒ならまだしも、年齢、経験、希望する自治体、自治体が求めている人物など、すべてが違うにも関わらず、何を参考にしているのでしょうか。
あなたの一生を左右するかもしれない大事な面接対策を、正しいかどうかもわからない情報を信じて、対策しても良いのでしょうか。
ハッキリ言います。公務員の面接試験で確実に合格するためには、プロの面接官の指導による客観視が必要不可欠です。
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特に、社会人、既卒の方は、新卒よりも面接のハードルが上がっているため、必ず対策しなければならないことがあります。