なぜ、社会人、既卒、アルバイト経験者が、私の指導を受けると公務員の面接に合格できるのか、その理由を明確にお話ししたいと思います。
わたしは人事のコンサルとして採用のみならず「人事制度」の構築経験から、人事評価システムの開発にも携わっていました。(このような経験から、某市の公務員面接官に任命されました)
人事のコンサルで採用に携わる時は「採用のターゲット(どんな人が**では活躍する人か)、会社の課題を解決する人はどんな人」を作るところから始めて、採用のフローや選考内容(媒体選定から選考基準、選考方法)を考え、面接に同席もしくは面接官の指導などを一貫して行います。
従って、公務員の面接官を担当した時も、どんな人を採用したいか、という一番大切なことを行政の人事の方々とすり合わせをして、把握したうえで本番に臨みました。しかし、少々驚きだったのは、採用したい人材の要件は民間とほぼ同じであり、民間の人事経験者を面接官する理由もそこにあると思います。
新卒だけでなく社会人まで受験者はいますから、なにをポイントに合否を決めていくかを人事や面接官となる管理職と一緒に面接をするなかで、民間企業での経験を提供してきました。採用のプロであるだけでなく、人事制度を構築をしてきましたから、新人から幹部までの階層ごとに求められる考え方や行動の基準をもとに判断できる事が面接官として評価をされたのです。
新卒だけでなく、幅広い社会人、例えば、25歳ならこのレベルの自己PRや経験や考え方、35歳ならこのレベルの自己PRや経験や考え方が合格には必要という物差しが、採用経験だけではなく、人事評価に基づいて知っているという点が、他の面接指導者のとの大きな違いであると考えています。
自治体のリサーチで「人材育成基本方針」をご覧になった方は理解しやすいと思いますが、組織には等級や職位ごとに求められる仕事を遂行する能力があります。社会人は応募先の等級制度に則って、その基準をクリアしているかどうかを判断されているのです。
実際、公務員の面接官経験は、民間企業の採用経験とスキルが大いに役立つという実証でしたし、公務員か民間かという基準よりも「こういう特徴のある人が活躍する」という基準をもとに、今まで指導をしてきた結果、多くの既卒・社会人を行政に進みました。
要するに「敵」を知っているから「面接対策が的確」に出来るのです
公務員の面接対策を指導されている方で、人事で採用担当者だった人はたくさんいますが、人事制度を構築する経験・レベルの人はほとんど見たことがありません。
某大手予備校で、面接対策の指導を受けた38歳の方を指導したことがあるのですが、予備校では「面接対策は、これで大丈夫」と言われた内容を拝見したところ、
これでは、絶対に不合格になるという指導内容だったことがあります。
大手予備校の先生というのは、主に新卒の指導をしており、新卒の合格基準の指導しか知りません。
従って、20代後半、30代、40代の社会人が公務員に採用される評価基準を知らないので、面接対策を指導できるわけがないのです。
また、公務員受験のプロである予備校が、「民間企業では出来なくて、公務員なら出来る事」を明確に教えていない事は残念です。
予備校で学んだ(面接対策を)方であっても、この質問に1発で合格レベルで答えられる方がなかなかいません。
教えなくても良いですが、考えるようにして欲しいです。
民間企業は利益追求で、行政は公平公正云々、という回答を頭に浮かべた方は、ここでもっと広い視野で社会と行政の関係を見るようにお勧めします。
社会人・既卒/アルバイト経験者向けの面接対策はほとんど出回っていない現状
民間の面接と違って、公務員試験は、1年間勉強して、筆記試験に合格したとしても、実は、たったの20分程度の面接で不合格になってしまう世界です。
特に社会人、既卒/アルバイト経験者の場合は、仕事しながら勉強してきたことが、面接の結果次第で、すべて無駄になってしまうといことが、とてももったいないと感じていました。
今の時代、公務員になるためには、面接が一番重要であるというにも関わらず・・・
社会人、既卒/アルバイト経験者から公務員を目指す方のお話を聞くと、公務員の面接対策は何をしたらよいのかが全くわからないという方が非常に多いのです。
筆記試験が思いもよらず通り、慌てて私のところに来る方は毎年多くいらっしゃいます。
そこで、新卒向けの対策が多い中で苦労をしている社会人の方の努力を少しでも支援をしたいと考えて、この【公務員面接の達人】を立ち上げました。
新卒の対策本を読んでいると、新卒っぽくなる方が多い気がします。レベルの違いを意識しなくなるからですね。転職はネット上にいろいろな年齢や経歴の見本が多くありますが、公務員は参考になるものが少ないです。
社会人、既卒/アルバイト経験者だからこそ効率的にかつ効果的な面接対策が必要だと思いました。
また、何年もアルバイトをしながら受験をしている方など、十分活躍するポテンシャルがあるにもかかわらず、自分の強みを発見出来なかったり、アピールの仕方が判らないで大損をしています。
社会人の場合、実は民間企業への転職がスムーズにいく方と公務員面接がスムーズにいく方は同じ層です。
自分のビジネススキル、ヒューマンスキルを自覚し、強みを証明するエピソードが揃っています。ポータブルスキル(持ち運びが出来るスキル)が明確であり、転職先・入職後の活躍が目に浮かぶ方です。
転職指導をしている時にも強く感じる事ですが、自己PRが苦手、ズレている、年齢経験にそぐわない、という方がとても多いです。
それらの認識不足、準備不足をサポートするためのサイトです。
公務員面接の達人 安達瑠依子の主な経歴はこちらです。
公務員面接対策の指導実績はのべ1000名を超え、合格箇所も60箇所以上。市役所での採用面接、公務員・民間企業の採用担当。
新卒でリクルート入社。リクルート時代は労働市場や企業の人事関係(教育・昇進昇格などの仕組み)の調査、学生や社会人の意識調査などに携わる。
その後、IT、サービス業、メーカー、人材ビジネスなどの業界で人事部長や管理部長を経て監査役や役員を経験。
また、法人営業・購買・生産管理・経営企画・上場準備など幅広い業務を経験。
2012年より独立し、企業の人事コンサルタントとして採用支援や、人事制度の構築、研修のプログラム開発に携わる。
それをきっかけに2013年より公務員受験者の面接対策を本格開始。並行して転職塾を主宰。