大手企業から特別区へ転職した31歳男性のリアルな合格ストーリー
「このままのキャリアでいいのか?」
そんなモヤモヤを抱えて、公務員試験に挑戦したおばけさん(仮名・31歳)。
上場企業で商品開発を7年間担当。民間で着実にキャリアを築いていた彼が、公務員試験に挑んだのは、将来の働き方を見直したいという真剣な思いからでした。
■ なぜ、公務員? なぜ今? 面接で問われた“決断の理由”
「今の職場での仕事に不満があったわけじゃない。でも“このままでいいのか”と考えるようになったんです。」
今回受験したのは特別区の経験者採用。
商品開発という“民間ならでは”の専門性を活かしながら、なぜ全く異なる行政の世界へ?
面接でも、最も突っ込まれたのはそこだったと話します。
「“どうしてわざわざキャリアダウンになるかもしれない道を?”って、何度も聞かれました。」
■ 「やりたい仕事に就けないかもしれない」と言われて…
志望理由に掲げたのは「街づくりへの貢献」。
しかし、面接官からの反応は予想以上にシビアだったそうです。
「“事務職なので、希望の部署に配属されるとは限らない”って何度も言われて…。ちょっと不安になりました。」
それでもブレずに伝えたのは、「行政職として幅広い業務に関わる覚悟」。
しっかり準備を重ねた熱意が、合格へとつながりました。
■ 面接は得意…それでも毎朝クルマの中で音声練習

「これまで面接で大きく失敗した経験はありません。でも今回は“転職の面接”ということで、念には念を入れました。」
「車通勤だったので、想定問答を自分で吹き込んで、それを毎朝聞きながら出社していました。」
準備の量が、そのまま安心感と自信に変わっていく。
それを地道に積み重ねてきた姿が印象的です。
■ 1年目の失敗と、2年目で変えた戦略
「初年度は、筆記ばかりに時間をかけすぎてしまったのが反省点でした。論文や面接対策のバランスが悪かったですね。」
2年目は“息抜き”を大切にしながら、長期戦を見据えたペースで対策。
メンタルを保つためにも「土日はどちらか休む」と決め、リズムを意識して準備を進めていきました。
■ 志望自治体のリサーチ法も徹底して工夫
「現地に実際足を運んで、住んでいた頃との違いを確認しました。さらに、区議会が開かれていたので、傍聴にも行きました。」
「お芝居を見ているような“予定調和”の流れでしたが、裏で調整している人たちの苦労が垣間見えた気がしました。」
さらに、都内の各自治体の情報がまとめて手に入る**「自治情報交流センター」**にも足を運び、効率よく比較検討を行っていたとのこと。
■ 想定問答が「そのまま面接対策の答えだった」
「50個の想定問答が、実際の本番とほぼ一致していて驚きました。“これ、全部やってて良かった…”と心の中で何度も思いました。」
■ 未来を考えた“選択”を、前向きに
「人生の選択を30年ちょっとで決めるのって難しい。でも、自分なりに悩んで出した答えだから、後悔はないです。」
「今、転職活動をしている人も、それぞれ違う背景があると思います。でも、もしそれが“前向きな決断”であれば、自信を持って進んでいいと思います。」
おばけさんのように、“今の仕事を辞めてまで公務員を目指す”という決断には、勇気と準備が必要です。
でも、しっかりと自分を見つめ、やるべき対策を積み重ねていけば、キャリアチェンジも決して夢ではありません。
📺 合格までのプロセスは、インタビュー動画でも紹介中!
現職を持ちながらも合格を勝ち取ったおばけさんの挑戦は、多くの受験生に勇気を与えてくれるはずです。皆さんも、ぜひこのインタビューを参考に、自分らしい受験生活を作り上げてください!