▶この記事ではこんなことがわかります:
・民間内定から公務員試験に切り替えた理由と背景
・1ヶ月で面接力を整えた“短期集中”の取り組み
・民間と公務員で違う質問への対応力の鍛え方
民間就活→公務員試験。切り替えたのは6月、動いたのは10月
今回登場いただくのは、地元の市役所に新卒で合格した22歳のYさん。
実は彼女、民間就活ではすでに複数の内定を持っていましたが、「長く働ける仕事」「地元で貢献したい」という気持ちが強まり、公務員へと舵を切りました。
「地元の採用枠がまだ空いていたので“ここで挑戦しなきゃ”って思ったんです」
【公務員に方向転換】課題は“志望動機の整理”と“対策時間”
ご相談を受けた時点で、面接本番まではおよそ1ヶ月。
筆記試験もありましたが、Yさんの課題は明確でした。
「民間と違って、“なぜ公務員か?”“なぜ地元か?”という問いに、うまく答えられなかったんです」
民間向けの自己PRはできていても、公務員試験特有の視点では準備不足を実感していたとのことです。
【短期間でもできることを徹底】想定問答と発声練習

時間が限られていたYさんが取り組んだのは、想定問答の集中作成と“声の出し方”の修正でした。
「自分では声は出てるつもりでしたが、Zoom練習で“聞き取りにくい”と言われて驚きました」
そこで、面接動画教材を使って発声練習。
数日で改善が見られ、自信を持って話せるようになったと言います。
【自治体リサーチは“現場主義”で】
Yさんは市の公式HPだけでなく、市役所に足を運び、紙の市報を手に入れて1年分チェック。
「ネットだけじゃ分からない“現場の雰囲気”を知りたかったんです」
その中で、地域課題や近年の施策の流れを読み取り、面接で使える知識として整理していきました。
【試験当日】緊張しながらも、準備が支えになった
試験は集団面接と個人面接の二段構成。
集団では他の受験者が全員男性だったこともあり、声量で圧倒されそうになる瞬間も。
「焦ったんですが、事前に声の出し方を練習していたおかげで、しっかり声が出せたと思います」
個人面接では意外にも志望動機や希望部署は聞かれず、アルバイト経験や日常生活に関する質問が中心だったそうです。
【やり切った1ヶ月】そして第一希望の合格へ
「想像していた面接とは違いましたが、準備した内容がベースにあったので、自信を持って答えることができました」
Yさんは、短期間でも“やるべきことを絞って集中すれば、結果は出せる”ということを実感したそうです。
【Yさんから受験生へのメッセージ】
「学生生活での経験は面接で必ず活きます。バイトでも部活でも、何かに真剣に向き合った時間がある人は強いと思います」
「民間から公務員に切り替えるのは不安もあると思いますが、今からでも間に合うチャンスはあります。迷ったら、まず行動してみてください」
限られた準備期間でも、方向を定めて動けば結果は出せる。
Yさんの経験は、「今からでも遅くない」と迷っている方に勇気を与えてくれるはずです。
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