◆この記事から学べるポイント
・新卒1年目で退職した方が公務員試験にどう向き合ったか
・限られた2週間でどんな準備をしたのか
・退職理由や志望動機をどう伝えたかの具体的な工夫
「時間はないけど、受けるなら悔いなく挑みたい」
矢野さん(23歳)は、新卒で入社した会社をわずか1年で退職。
その後、公務員試験に挑戦する中で、わずか2週間で面接対策を集中して行い、千葉市の合格を勝ち取った方です。
「もうすぐ面接なのに、全然自信が持てなくて焦っていました。でもここで変わろうと思ったんです」
【きっかけ】1年での退職、その決断と背景

福岡勤務を経て、矢野さんは「このままでいいのか」という思いを抱くように。
最終的に退職を決意し、地元で働ける公務員という道を本気で目指すことにしました。
「仕事に不満があったわけではありませんが、自分にとって納得できる働き方をしたいと思いました」
【面接準備】“伝わらない退職理由”をどう直したか?
面接対策講座で初めて提出した想定問答は、講師から「一方的に聞こえる」と厳しく指摘されたといいます。
「本心で書いたつもりでしたが、面接官の視点がまったく抜けていたんです」
そこから矢野さんは、“自分をどう見せたいか”ではなく、“相手にどう伝わるか”を意識して言葉を調整していきました。
【志望動機の深掘り】千葉市と福岡の違いにヒント
矢野さんは、千葉市のことをただ調べるだけでなく、福岡市との比較から違いや特徴を探っていきました。
「2つの市長の著書を読み、まちづくりのスタンスや施策の違いを感じました」
「なぜ千葉市を選んだのか」という質問に、説得力のある具体的な答えを持てるようになったのは、この調べ方のおかげでした。
【短期集中】2週間で何を優先し、どう進めたか?
対策期間は約2週間しかありませんでしたが、その中で以下の取り組みを重点的に行いました:
- 想定問答の修正・添削を重ねる
- 模擬面接で“回答の長さ”をチェック
- 千葉市役所に直接問い合わせ、現場の声を確認
「電話をかけるのは正直勇気がいりました。でも、現場の方の対応に感動して、もっとこの市で働きたいと思いました」
【本番】安心して話せたのは、“考えた量”があったから
「想定と違う質問もありましたが、事前に考えていたことが自然に出てきました」
質問の内容自体はオーソドックスでしたが、「自分の中で答えが“腹落ちしていた”ことが大きかった」と矢野さんは語ります。
【最後に】これから挑む方へのメッセージ
「退職後の進路って、不安ばかりだと思います。僕もそうでした」
「でも、時間が少なくても“考え抜いた言葉”なら、面接でもしっかり伝わります」
「短期間でも、行動と工夫次第で突破口は見つかります。まずは一歩を踏み出してください」
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